世の中には数ある小学校受験についての噂や、ハウトゥ本が溢れていますね。小学校受験に関しては、小学校毎のカラーが強く出てきますので、なかなかハウトゥ本がかけてもHou why?の部分について触れられる本もなかったり、結局こういうのが理想、と言うような理想を語りまくって終わり。結局何が決めてだったの???と言うような本も溢れています。

 

 大手の塾であっても、結局、狙っている国立小学校や、私立小学校がどのような子供を欲しているのか、と言う所まで上手く語れない人達がいたり、挙句の果てには、受験の最後にクジをひいたりするので、運!といいきる先生もいるかもしれません。確かに国立の小学校受験にはクジがありますが、国立小学校であっても、潜在的に求めている子供像があるのです。しかしそれはその学校に通って注意深く観察しなければ見えてきませんし、その学校に子供たちが通う事で作られていく子供たちの人格である場合があります。なので簡単にその学校の求める子供像を手にいれるのは本当は難しいのです。

 

 地域の学校によってテストの内容も、求められる子供像もかなり違ってきますので、やはりその学校に実際に行って、校長先生が、どのような子供のあり方や、親のあり方を求めているか?という所を聞きとってこなければいけないのです。しかし、我々が注意した方がいいのは、今現在その学校に通っている人にどのような状況か?等を詳しく聞きこんでしまう事です。もちろん数人に学校がどんな状況か?受験の際にどう言った事に注意したか等たくさん聞ける所は多いのですが、通っている方々に聞くと言うことは、もう試験にパスしてしまったご家庭ですので、あまりまるまるうのみにしないほうがいいということもあります。とんでもないことを言うようですが、あなたが聞いたその人の子供やその保護者が本当に、現時点で学校で結果を出して、好ましい保護者として迎えられているかどうかは実際には分からないからです。また、あなたのお子さんが、その当時合格したお子さんと同じ性質をもち、同じ顔つきで、同じ態度であるかというと、きっとちがうとおもいます。また子育ての方法も家庭のお母さん、お父さんのあり方も、一つ一つの声掛けも、全て同じではないからです。

 

 ではどうするのか?入試説明会や学校説明会に行くと、小学校でこういった子供が欲しい!と学校側が必ず理想を言いますので、そこに標準を合わせて、家庭内で少しづつ背伸びしながら子育てをしていけばいいのです。私たち本気の受験組の親が漠然と心配している悩みの8割方は、”少しでも学校の欲しいと思うような子供に我が子を育てたい”という事です。高校受験なんかでも、うちの子内申が悪くて~(この場合内申点ではなくて、内申書に書かれるような素行の部分を指す事が多い)という悩みで小一時間話しこんでしまったりします。しかし実際にふたを開けて、受かっている子供たちを見ると、本当に様々な性格をしていたり、色んな子供たちがいるという事実にハッとするのです。そこで私が気付いたことは結局、受験って殆ど子供のペーパーと行動観察が全てなんじゃないか?という事実なのです。

それに学校に行って分かることなんですが、どんなに素晴らしい学校であろうとも、結局のところ学校が子供に出来ることや、評価する点(学校からの子供に対する視点)は限られています。これについてはまた書いてみますが、そう考えると本当は、我々保護者が自分自身の家庭の教育方針に合わせて、学校を選びとるべきだと思いませんか?

 

そして、受験当日心配しなければいけないことはとにかく無事に子供が委縮することなく、自分のもてる力を十二分に発揮する事!この一点に尽きるのです。

 

だからそうするための受験勉強を必死でするしかないというのが私の考え方です。

 

8,2の法則と言うのがあるのをご存知でしょうか。2割の原因が、8割の結果を作ると言う法則です。正直、、、上の子がはじめて受験をされる場合の保護者の方のお悩みの大部分を占めている事が、これをやった方がいいのか、やらないほうがいいのか分からない!という悩みではないでしょうか?一体どうしたいいのか分からない!という悩みが8割です。その8割の悩みをあれこれあれこれ考えるので疲れ切ってしまうのです。大体、後の2割で、お受験教室からもらってくるプリントやら、なんやらを子供に上手くやらせるということを考えているんです。なので全力で子供にプリントを上手くやらせることを考えればいいのに、いらないことを8割も考えてしまうので、子供の作業も振るわない、そして、その問題が解けない事をほったらかして関係ない他の事をやらせてみる、、、というようなスパイラルに陥ります。


 2人目になると、ただひたすら食事と睡眠、”健康”に気をつけながら、プリントをやって全てのお受験項目を消化し、弱点をなくし、得意な取れる問題を確実に取る、子供に”正しい生活リズム”をつけさせながら、正しい社会性を躾けを通して身につけさせればいいんだということを肌で分かっていますので、一人目を合格させた場合、大体2人目以降のお子さんも、無理なく合格させることが出来ます。

 

ちなみに、普通に塾に通わせていて頑張ってやっているのに、年長の時期になぜだか振るわないという場合、習いごとに割く時間が多すぎると言うことがあります。この幼児期の受験前の数か月や1年くらい習いごとをお休みしてしまっても、子供のその後の能力には全く関係ありません。さっさと休んで、塾だけにして塾のやれと言われることを完ぺきにこなすように、他の習いごとを削って出来た時間をやらせてみてあげてください。そもそも、お受験で要求されることは全ての道に通じていますので、基礎能力を上げる訓練だと思って、志望校が要求してくる能力をひたすら練習してすべてクリアさせればいいのです。子供ですから、大体何回かやればできるようになるんですが、何らかの理由(やる気が無い、時間が無い)で何回も出来ない、ただそれだけの事です。

 

 ちなみに、受験とは直接関係ない本格的な習いごとをならっているご家庭は特に、受験では悩みが多いと思いますが、バレエを習っているお子さん、柔軟(完全な開脚や、スプリッツ等)で本格的に先生が股を割り出すのは小学校1年生になってからです。もちろんそれまでに体作りの素養をつけるのは必要ですが、年長の1年なら週1で通って、直前何カ月か休んでも余裕で取り戻せます。私は本気でバレリーナになりたいお子さんは小学校受験なんかしないで週5~7でバレエを習った方がいいくらいだと思いますが、、。水泳を習っているお子さん、テストに水泳は出ません。ピアノをやらせているご家庭、年少、年中で出せるコンクールに出して是非賞をとられてくださいそれでこそ、習わせる意味があると思います。そうでないなら、年長の時期はお受験だけにした方がいいくらいでしょう。中途半端にやらせるならばそのピアノの習いごとは確実にお子さんの勉強できるはずだった時間を削いでいます。英語も児童英検くらいはすぐに結果がでますので、チャレンジされるといいかもしれませんね。大抵の習いごとの先生が、やりながらみんな合格したとか色々言われますが、逆に言うと休んでもどうにかなります。どうしても恐ろしかったら直前の3カ月位やすませたらいいかもしれませんね。まぁ、国立狙いの方はもしかしたら、願書自体にそう言った習い事やら志望動機すら、書く所が無いかもしれませんので、早めに願書を見ておく方が良いでしょうね。

 ここまでずばずば書くのには書くなりの理由があります。当時、私は一人目の娘に物凄く大量に習いごとをさせていました。ピアノはコンクールに出して賞を取ってくる程に練習をさせ、バレエも週に2度、お茶のお手前を一通り出来るようにし、英語はべらべらにしゃべる(とりあえず英検ゴールドを取得)その上に、体操教室、受験塾2校、幼児教育(七田)、幼稚園で教えているそろばんと硬筆にも行っていました。それは一人目で時間があったのもあるのですが、まぁわけがわからなくて、きちんと選別出来なかったこともあります。私の場合8割本気の習いごとをしながら、2割で受験勉強をさせていたという感じですね。結果受験が大変苦しいものだ、という認識で私も苦しかったのですが、それ以上に子供の成果を正しく受け止めてやることも出来ていなかった気がします。正直受験に関しても、何に関しても娘の努力を認めず、娘の事を信じてやることもできませんでした。今でさえその癖がついてしまっているので娘にはかわいそうなのですが、その時期は私も子供も本当にただただ辛い日々でした。もちろん子供は当時物凄い量の習いごとをこなしきっただけの事はあるので、引き出しの広い子供に育っていますし、周りの人からも、とてもいい子で、学校の先生をして、娘さんは優秀だと、お褒め戴くことが多いです。ですが、当時分からなかったのですが、私のせいで自己肯定感が低く育ててしまっているな、と今になって感じることがあるのです。まだ9歳ですので、取り返しがつくと思って接してしますが、彼女の行動や、発言から娘にはつい余裕の無かったころの私のまま接してしまう時もあって、本当にかわいそうなことをしているなと反省するのです。
 

 二人目は、これに比べて、どうやって受かればいいのかが分かっていますので、、、願書に書ける内容を意識し、習いごとを決めました。まぁそのわりには相変わらず習いごとの数が減っていなくて、個人競技で、大会があるもので自分が好きになれそうなものを意識したらたまたま大変珍しい習いごとになってしまったりと、予想外の出来事も多々あったのですが、8割のいらないことを考えないおかげで随分と精神的に楽で、娘の時と違って息子の行動については余裕を持ってみてやることが出来ました。なので息子に関しては自己肯定感が高く、本人も幸せを感じることがおおいようで、イライラしている時も子供なのに自分を客観視できるくらい精神が安定しているなーと感じることがあります。
 

ということで、皆さんには私の失敗から、学んで欲しいのです。

子供の受験で大切なことは、正しい生活リズムと食事、睡眠、健康。
身につけるべきことは、ペーパーをこなす学力と学校が要求している巧緻性、運動能力、幼児期に獲得すべき社会性であるということと、緩い事を言うようですが、本当は一番大切なのは、結果ではなくて、今頑張っている子供の姿をお母さんやお父さんが認めてあげると言う事です。結果を出さなくても、愛されている、存在していいんだという安心感。子供が自分は安全であるという思いがなければ正しく育てません。そして、そのご両親の姿勢や、その態度が子供の人生を決めることや、学校への合格の道にもつながってくるのです。


 

 はじめまして、管理人のマルタックです。

今日は小学校受験について常識でありながら、なかなかご両親で受け入れられない事実を書いてみようと思います。この内容は必要な方には必要ですが、何を当然のことを、、、と思われる方も居ると思います。今日のお話しは、絶対に地域NO1の学校にいれる!と思っているご両親は読まなくていいかもしれませんね。ある意味モチベーションの話しかもしれませんので。。。


個人塾や、普通の塾、というような、”子供たちに勉強を教えること”をメインにお仕事をなさっている方達には書けない事かもしれませんが、私はそれを仕事にしているわけではないので、まぁ思った事をバンバン書いて行こうと思います。私自身は小学校受験を終えていますし、そもそもこんな個人のブログを皆が見るわけもないと思うので、そこ言っちゃダメでしょう、と言うようなことも書いてしまってみようと思います。

 

 小学校受験の為に、塾に通って必ず合格への切符を手にしたいと言う人もいれば、うちは、受かれば行くけどそうでなければ別にどっちでもいいわ^^とお気楽にやっている人も居ると思います。しかし、もしも小学校受験で地域ナンバーワンの学校に行かせたいという気持ちがうっすらあるならば、お子さんが年少であるなら、既に意識を変えなければいけません。年中であるならばまだ間に合います。年長さん、、、ダメもとでぶち当るのならばいいかもしれませんね。ですが、正攻法では上手くいかないかもしれません。と言うのも、子供が”受験用の勉強”を始めて本当の成果がでてくるのには、最低でも1年半くらいかかるよと言うことなのです。ですから、幼児教育で、受験勉強と関係ないけど受験にも効果があるよ!程度に謳っている幼児教室に通わせているならば私は、即刻お受験用の塾に変わるべきだと思います。

 特に幼児の場合、生まれ月も関係してきます。はっきりいいますが、1~3月生まれのお子さんをお持ちの方、戦う相手は4~夏までに生まれたお子さんたちです。小学校受験で生まれた月を考慮しますと言う学校もありますが、結局蓋を開けてみれば、ほとんどが4月~夏に生まれているお子さんで、冬に生まれているお子さんは少なめです。考慮したとしても、別に生まれ月毎に明確に決めて、優秀な子供から取る、というわけではないのです。ざっくり1~3月くらいに生まれた子たちも取ろうね。と言うくらいなものと認識した方がよさそうです。ちなみに我が子は、兄弟で地域NO1小学校に入学しましたが、どちらも1月3月生まれと、受験では圧倒的に不利な生まれ月でしたので、受験に対しては相当綿密に用意をしました。

小学校受験にあわよくば、、等と言う甘い考えは通用しないと敢えて言いきろうと思います。なぜここまで言い切るかと言うと、なんとなくでやっていて、試験だけ受けてダメだった人や、記念受験記念受験!と言いながら、いざ落ちると、子供を全部否定された様な気持になって後になって、親子で落ち込んだり、あんな学校に受からなくてもよかった!と、幼いうちに逃避経験として、記憶に残すご家庭をたくさん見ているからです。私は、コンクールも様々に受けて、自分なりには必死にやったのに結果がまるでダメだったこともあり、大変悔しい思いも毎度したのですが、こういった経験はきちんとした挫折経験として残される方がはるかに為になります。私にとって、挫折経験として自分や子供の意識に残す事は、この程度ではダメだったんだ、まだこの分野は深く掘り下げられるんだ!と正しく物事を理解するための杭になりました。城を作る前に縄張りと言うのをするのですが、まず杭を打って、そこに縄をはるので、縄張りといいます。人生の大きな出来事には、目をそらさず正しく杭を打つことで、そこに縄を張って自分自身の縄張りとすることが出来るのです。この分野は私には向いていなかった、やったことが無駄だったから、もうこの分野をみるのはやめよう、、、と目をそむけて杭を打たなければ、そこに縄を張ることが出来ず、どんどん自分を小さく、みじめにしてしまうのです。

 

 また、小学校の受験勉強は一見、実際の小学校の勉強とは関係ないように見える問題が多いので、受験塾に行かせたけれども、御縁が無かったことで、ご自身がやってきたお子さんとの受験勉強が無駄だった!と思われる方にお会いするのが残念で仕方がないからです。これは世の中にノウハウばかりが溢れていて、Know why?を知れる場面が少ない事が問題だと思います。しかし、受験のための一見何でもない問題には必ず意味があります。小学校受験に実際に出題される問題が、Know Howだとしたら、Know whyの部分とはこういうことです。小学校のお受験の問題は学校に入って学年ごとの課題の勉強をする為に、事前に子供が身につけておくべき内容は軽く網羅しています。これを訓練しておくことは一体どういうことかというと、お子さんが学校での課題をクリアするための問題の情報処理の仕方を身につけていると言うことなのです。ですので、小学校の為の受験勉強をしっかりした子供は、学校に入ってからの情報処理能力が格段に違ってきます。そう言った意味でも、まず小学校受験のための勉強はけして無駄にならないことで、こういった勉強を通してお子さんの能力を早いうちに上げてあげるということだと知ってほしいのです。脳の能力は、積み重ねで開花します。そして、早いうちから、たくさんのよい経験を与える事や、記憶を重ねるお陰で他の脳とはどんどん差がついて行くのです。

 

しかし、ここで残念なお知らせがございます。小学校受験で、”絶対”はありません。なぜなら、学校だって全ての方に席を用意したいのですが、教室には決まった数の席しかないのです。だからこそ、こちらのブログに来られた方には、早いうちから受験を意識してもらい、限られた志望校の席を手にいれるべく、様々な情報に敏感になって欲しいと思いました。

 

私が今回皆さんに一番お伝えしたい事は、小学校受験の合格への道は、近道はないと言う事です。むしろ、とても苦しいいばらの道をお子さんと歩まれる決心をされた方、合格ラインを超えるだけの結果を生む努力の糧として、志望校への合格が得られるのだと理解された方だけ、どうぞ私のブログをお読みになってください。

 

私は、小学校や、学校に受かるというのはどう言うことなのか、学校って本来どういう場所なのか?と言うのをきちんと理解して行くことが、今後の子供たちの将来にも関わって来ると思っています。自分の子供たちに、人として良い人生を送らせてやりたいのです。今心理学で、流行している言葉に人生脚本という言葉があります。3歳~15歳くらいに子供たちは自分自身の人生の指針を建て、自分の人生がどのようなものになるか?と言うような人生の脚本ともいえるストーリーを描くそうです。これは一度決めてしまうと、大人になって覆すのはなかなか大変だそうです。心理学ではしばしば、環境が全部変わらないと心理的な問題が治ると言うのは難しい。。。と言われるようなことがあります。カウンセラーの人についてもらって、一から成功脚本と呼ばれる人生脚本に書きかえるようなカウンセリングを受けている人もいるほどです。

 

 

 

 子供たちに小学校時代、どう言った学校で過ごさせるのか?と言う事は確実に人生脚本に影響するポイントになると思います。人生脚本というものが存在しなかったとしても、人格形成に、学校選びは確実に影響してきます。こういった理由から、私はそのご家庭にあった小学校受験をお勧めしますし、近くに良い小学校が無いとしても、やっておくべき当然の努力をする事や、気をつけるだけで、素晴らしい人生が送れるようになると思っています。思いついた時に、こういった受験に関する内容を書いて行こうと思います。世の中には、受験に関する嘘や、根も葉もない噂話、根拠が無い話し等が溢れていますが、お子さんがお受験で頑張っているご家庭の親御さんや、お子さんの気持ちが少しでも楽になるように、正しいと私が信じている事を書こうと思います。

ファイリング実用編 と、ファイリング勉強法

さて、整理する時にお勧めの保存方法の紹介です。というか私がやった方法です。
基本的には時系列綴じ込みで大丈夫ですし、教える塾側で、子供の理解しやすい順番で教えてくれている事が多いので、日にちで綴じ込んでしまってOKです。

まず塾に2つ、3つ行っている人はもちろんその塾ごとでプリントは分けてください。
お勧めの分類方法は、、、

①時系列綴じ込み
 ・毎週毎授業で必ず貰えるもの(知的問題)宿題等は授業の冊子と一緒に時系列綴じ込み 
 ・月毎の問題集は別のファイルか大きいものならば半分におってプラ箱に入れていってもOK
②問題の種類別綴じ込み(こぐま会やウォッチャーシリーズの冊子表を参考に)
※ステップファイル形式にすることで、専用の苦手克服ファイルになる。
③動的問題綴じ込み(巧緻性・運動性・指示問題・協力問題・集団での行動観察・絵画・面接その他)
④スピード問題集として
⑤模擬試験
⑥模擬試験練習問題等
⑦その他受験関係情報について
⑧志望校に関する参考資料等


というようなことでしょうか。ほかにもあったんですが、全部捨ててしまったのでおおきく思いつくのはこんな感じですが、、、

特に①については量は物凄く増えますが、もらったものを日付順にバンバン閉じていくだけです。ただ、お家でやる用の宿題プリントは塾によって様々なので、授業の内容がそのまま発展系になっているような宿題は時系列で授業のプリントと一緒に綴じて行った方が別にしてしまうよりもわかりやすいです。
バインダー管理でなく、フォルダー管理にしてもいいですが、フォルダー管理だと途中で時系列がぐちゃぐちゃになる事があるんで、毎回毎回丁寧に宿題も問題も完了させるタイプの人は2穴フォルダーの大きいファイルで管理してもいいかもしれません。分厚くていくらでも停められそうなあのファイルです。私は30穴でないと破りますけど。


②に関しては、子供の苦手な分野があった時に特訓用として手にいれた問題集や、自己流の問題を、問題の種類別に綴じ込みます。その時に参考にしたいのがこぐま会等の注文票とか、書籍一覧の紙です。
大体本屋さんに行けば何枚かプリントしてあって勝手に持って帰れるんですが、ネットのHPにもあるので印刷して使ってもいいとおもいます。本屋さんの注文書?のほうがなんだか1枚にまとめてあって見やすいと思いますが、ファックス注文書も使えると思います。苦手分野があればそのまま注文もできますしね。コレが大変ありがたい事に、小学校受験で必要な基礎項目がすべて名前付けされていて、しかもいい感じに分類されているんです。コレをフル活用することで、ファイルもすっきりしますが、子供の脳みそも、親の脳みそもすっきりするんです。
http://www.kogumanet.com/html/newpage.html?code=81
http://gigaplus.makeshop.jp/kogumakai2/kogumashopFAX.pdf


問題を種類別に分類したい時の項目分けに利用します。この表を、ファイルの目次として、一番最初に綴じます。子供が克服した問題やコレはもう得意。という項目についてはチェックを入れていきます。
すると、一見して、子供がクリアした項目について分かるようになります。ここでは※ステップファイル方式をとりいれます。

前にどっかでかいたんですが、IBMとかが使ってるファイリング術ってやつです。知れば簡単。要するに、手つかずの問題、やってる問題、やり終わった問題、を分けてファイルする事で、ステップ(段階)でファイルしていくという方法です。

ファイルインデックスを使います。インデックスと言うのは以下のようなものです。

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↓↓アマゾンのほうは、なぜか5組?セット?のしか見つけられなかったので、購入される方はご注意ください!!5組セットになってます。
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①目次(項目表)
②インデックス
③手つかずの問題
④インデックス
⑤解きかけの問題
⑥インデックス
⑦解いた問題



まで進んで、子供も理解が完了したと思えるものに関しては目次の項目にチェックをします。完了日の日付を記入することで、完了と決めておくと、子供が何時その問題に触れていて、最近全く手をつけていないとか、そういうことも分かるようになります。苦手分野でなくてさらっと解けてしまった問題についても(ステップファイルにいれなかったとしても)、とにかく子供が完了した項目については、ここに何日に理解したかを書いておきます。あまりに時間が経って振り返っていない問題に関しては、たまに問題に触れさせてやる事で、きちんと定着します。【え、っというような基礎的な問題が国立系の試験に出る事は良くあります。】簡単な問題だからと言って舐めないで偶~に復習することで焦らずに準備が進められます。まで進むと、この問題はもう大丈夫だろう、という確信があるとおもうので、ある程度が溜まってきたら、他のバインダーにどんどん綴じていって、受験が終わるまで保存してもいいし、思い切って捨ててもいいとおもいます。復習は模擬試験等を通して復習するという感じで、、、。なので、この問題集ファイルは1冊だけでいいということです。

要するにこのファイルをつくることで、何ができているか、何ができていないのかが明確になり、苦手分野を攻略していく事が出来ます。

私はこの、自分の子供がどの項目が完了していて、どこができていないのか、また忘れているかを確認していくことが一番大切だと思っています。このファイルをつくることで、子供の脳みそを管理する事ができます。応用問題までバリバリに攻める親御さんの場合は、このファイルをめっちゃ増やしたいと思うこともあるとおもうんですが、特にこのファイルに関しては基礎の苦手項目優先(こぐまさんのもくじ項目専用)ということにして、応用問題に関してはファイルにしなくても、下の様なちょっと小さいファイルボックスを利用してもいいとおもいます。前に紹介したプラファイルの三分の1くらいの太さのがあって、そこにインデックス(引っかけるタイプのインデックスフォルダーか、はさむだけのフォルダーも便利)を入れて、完了したプリントをどんどん移動させていくという方法だと、ファイル代がかさまなくていいかもしれません。そこら辺はプリント枚数と相談してみてください。

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③に関しては、特に外でやらせたり、体育館を借りたりして、友達と練習する時に、かなり威力を発揮します。動的だけの自分の独自ファイルを作り、特訓することで、自信をもって、受験に臨めると思います。知的問題ではなくて、動的という項目が塾にある場合はそのプリントだけは①の時系列から外して、こちらのファイルに保管することで、今日は動的やるぞ!!というときに、これと道具をもっていけば、すぐ問題がだせるようになります。知的のプリント問題に特化した塾もあるようで、動的項目がいっさい無いという事があるそうですが、小学校受験に関しては私は動的がかなり大切だと思います。動的専用の塾があれば行きたかったくらいですが、こちらにはありませんでした。ただ、市販の問題等や、塾からの聞き取りなどでも沢山の問題に触れることができるので、動的の問題があれば、子供にどんどんチャレンジさせてあげるといいと思います。

④スピード問題は年長夏休み等に特訓しまくるといいと思います。ここまでに習ってきた知的問題をいかにスピーディに解けるか、という練習をしていくんですが、それまではゆっくりでいいので、丁寧に丁寧に丁寧にさせる事を意識して教えていきます。でも最終的な試験ではスピード問題としてペーパーを解かせますので、絶対にクリアしておかないといけない壁です。ですが、あまりに早くからスピード問題と意識して解かせると、鉛筆の持ち方や、回答がぐちゃぐちゃになったり、筆圧や、落ち着き等、勉強に対して身に付けたい基本的な事が見につかないので、まずは、そう言った事をきちんとできるようになってから、スピード問題に特化して、取り組むといいと思います。

⑤⑥に関してはひたすら解く。ひたすら。一番最終段階で目にすることが多くなります。

と言うのが私のファイリング方法というか、勉強方法でした。

ファイリングの基本②


ファイリングの基本①では整理(捨てる方法)と③保管④保存について書いてみました。
次に②整頓についてを書いておこうと思います。

基本①で、実際に貰える情報を把握して、いらない物は捨てる計画を立てたら、後は残ったプリントをどのように整頓して行くか?と言う事を考えます。要するに、②整頓とは保管する文書・プリント類に保管ルールを作ることと言う事になります。

目的は、必要な情報をすぐに見つけ出し、それぞれのプリントがどのように発生して、いつになれば捨てられるのか?と言うのを決めて管理する事で、余分なプリント等が増えないようにすることです。

子供が、スムーズにプリントを取り出して問題が解けたり、親も見返したり(文書の共有)できるように、必要なプリントをすぐに取り出せるようにするため、分かりやすいタイトルをつけたりして、プリントを分類します。
プリントごとに、どこに納めるのか、どのように納めるのか?をノートや表にまとめておくと更にいいです。本格的な用語では『ファイル管理表』と言います。

ファイル管理表を作ったり分類するにはどうすればいいかというと、塾で貰えるプリントの種類を全部表に書きだしてみるということです。①で書いたように、貰えるプリントをざっと把握して、それぞれ綴じ方や保管方法を決めていきます。それらをファイル管理表に書きこみます。

ファイルやフォルダを作る時はいくつかポイントがありますが、これが完ぺき!というのは多分、まだないと思います。こっちのほうが使いやすいよね。と言うレベルで、一長一短あります。そもそも、保管、保存したい文書等がその環境によって変わってきますので、今回は一応お受験用に応用しましょうということで基本を書いておきますが、大体こういうもんなんだなというのを掴んで下さるといいと思います。

まず保管方法としては、大きく、バインダーかフォルダー形式で、分かれますので、どちらでプリントを保存していくか決めます。また、分類したら、ラベルをはり、後から検索しやすくします。バインダー(ファイル)だと本のように管理でき、しっかりとまとめて持ち歩ける、ばらばらにならない、と、なんとなくきっちり保存できる!ただプリント一枚だけ欲しい時とかに取りだすのが手間というイメージが持てると思います。フォルダー形式は、ざっくり、そのプリントだけを素早く取り出せるし、素早く元に戻せる。大量に保存できる。ただしばらばらになりやすいし、ぐちゃぐちゃになることもある。というイメージで捉えて下さい。

それぞれで管理するにしても必ず、日時、種類、分類等をラベルや色を使って後から見やすくしておくことがとても大事です。後からぱっと検索できる事で、子供も、親も悩まずにすぐ問題に取り組む事が出来ます。
名前別【学校名】【塾名】
内容別【面接】【服装】
形式別【宿題】【模試】【夏期講習】
時系列【毎授業のプリント】
題目別【スピード問題】【動的】

たとえばですが、上記のように分けてみる事で、どのようなファイリングルールが必要になるかを決めやすくなると思います。またそれぞれのラベルは、タイトルの文字を少なくして、その他とかなどとあいまいで分かりにくい項目は使わないことが大事です、できるだけ用語や分類の振りわけ幅を同じにしていくことで、分かりやすくしていきます。数字や、色をつかってもいいです。特に色をつけておく事で、ぱっとみて取り出せるようになりますので、ファイルに、インデックスシールをはるときには色別にはるのをお勧めします。

ルールを決めたら必ず守る事が大切ですが、途中で使いづらいと感じた場合は保存の方法を変えることでより、ファイリングシステムが完ぺきになって行く事でしょう。
大体お受験で利用するプリントは一般文書なので、最初は良く見るんですが、時間が経つにつれてあまりみなくなって、最後見なくなる。というかんじです。
こういった事を考慮しながら、分類し、ラベリングし、ファイリングする事が②整頓ということになり、ファイリングルールを構築して、ファイルしていくということになります。


ファイリングの基本①

ファイリング術というのは、仕事等では書籍になるほど奥が深いです。なので、様々な媒体で、その基本を学ばれて、自分が利用している塾のスタイルに合わせて独自に工夫されるのがいいと思います。ここでは、我が家の例とファイリングの基本を書いてみますので、ご家庭にあてはめて、活用してみてください。

紙媒体での勉強になる小学校お受験では、とにかくプリントが山のようになります。戴いたプリントをいかにバインダーや、本棚等に納めていくこと(ファイリング)で、後半戦で取りこぼしなく、順序良く子供に教えていくことが出来ると思います。

私が実際に塾で戴いて整理したプリントと、皆さんが塾で戴いて来るプリントの種類はそれぞれ違うと思いますが、まずは、どう言うプリント(情報)がもらえるのか?と言う事を良く把握してください。
あと、大体でいいので、最終的にどれくらいの収納スペースが必要になるかを計算しておくと、めちゃくちゃにならずにすむと思います。受験がひと段落するまですべて保存する場合は、お受験関係の物で、本棚1台分くらいにはなると思ってもいいかもしれません。整理して、捨ててしまわれる場合は、そこまで膨大になりません。私は、年中年長だけでなく、幼児期にやった勉強内容全てを、受験が終了するまでは『保存』しましたので、最終的にはかなりの量になってしまいました。受験が終わった時点ですべてのプリント等は捨てましたが、ファイリングと言うのは捨てる計画を立てて、すっきりといらないゴミの情報を捨て、必要な宝の情報を残すというシステムを作る事です。

ファイリングの要は、①整理(捨てる)②整頓(取り出しやすく・並べる)事です。
また、実際にプリントを利用したり、活用している状態を③『保管』と言い、子供でも、親でもすぐに取り出せて、使える(問題が解ける)状態に準備しておく事を言います。捨てない場合でもうやり終わったプリント等を別の場所に箱等に入れて④『保存』しますが、これも見返す事がすぐに出来るようにしておきます。インデックスやラベルを利用して取り出しやすくします。

まず第一に、貰えるプリント(保管・保存しておく予定の)プリントや冊子の量を大体でいいので把握します。
(年中、年長のをざっと計算してるだけので、本当はもっと多かったです。)
【例 塾でもらえる冊子一覧2年間分】

塾の機関紙24冊
一回の授業でもらえる子供が実際にやるプリントと親に渡される解説プリント月4回×24か月分(2年間)=96冊分(知的要素・動的要素
宿題用冊子96冊
夏休み等の特別講習のプリントと解説冊子 16冊×2年=32冊
直前のゼミ等のプリントと解説冊子16冊
模擬試験の冊子(実際に受けたもの)月3回×12カ月=36冊分+6冊(年中模試)
模擬試験用の模擬試験冊子5冊×模試の回数=180冊分
その他更に特訓用の冊子 6冊セット×4種類=24冊
面接や、受験に対する心構え等のプリント=3冊
自分が書いたノートやメモ
絵カードやパズル等(画用紙)

合計 513冊

【自分で購入した本や、受験用の本等】
ウォッチャーズシリーズ 購入した冊数
こぐま会 365シリーズ 項目別冊子 購入した冊数

市販模擬テスト学校別
図鑑
参考図書
参考雑誌
参考メモ


一応、一つの塾でもらいそうな、冊子をざっと挙げてみました。例として塾で出している冊子の数や種類とは異なりますが、一般的に貰いそうなものや、購入しそうなものを書いてみました。

これらの大体の背幅×冊数が、必要な保管、保存用のスペースとなります。

プリントなのですが、大体普通でもらえるものが6ミリくらいで、宿題用は2ミリ位で、などと冊子によってそれぞれ幅は違いますが、なんとなくなんで、全部5ミリだったということにして計算すると、2565mmで、2m56cmですので、冊子だけでやはり、およそ3メートルくらいの本棚の幅を占拠します。他に自分で購入した本や、図鑑などをいれますので、やはり本棚1台分・・・と言ったところでしょう。1年間分だけの保管なら、スペースはもっと少なくて良くなります。

お受験で一番雑多になる最大の原因は、参考文書(もう一回やったんだけど、もしかしたらまたやるかもしれないし、子供が又そこが分からなくなったら見返したいから一応とっておきたい文書)の量です・・・。コレの処理でだいぶ保管スペースが変わってくると思います。困ったことに、この参考文書、とっておきたい解説と、問題とが一体型になっている場合が殆どです。

思い切りの良い方でしたら、上のリストの赤で記したもの等は、消化教材として、一発で解けた問題は廃棄してもいいと思います。基本的に毎度毎度の塾で貰えるものは、消化したら捨てる。捨てるまで保管、と言う事でもいいんですが、模擬の模擬試験や、模擬テスト自体は実際の試験の1か月前2か月前にはスピード問題として充分に活用できますので、直接書かずに解かせる方法で問題にあたり、直前までとっておきます。

参考文書を保存される場合は、終わったものはA4が入る箱に並べて、保存カード(保存されるプリントの簡単な内容と何月分の物か等)を作成し、張り付けます。このカードを作成しておく事で、これはなんだったっけ、、、と、何回も引っ張り出したり、いちいち開いてみる必要がなくなります。具体的に、年中○月第○回~○月第○回等と書くといいと思います。

ですが、年長になりましたら、年中の時にやった冊子は全て廃棄してもいいくらいなのですが、親は見返す事もあるかもしれません。逆に見返さなくていい場合はすぐに捨てていいです。
年長になってしまえば、年中の時のプリントは、旬が過ぎたプリントになってしまいます。次の子がいる場合は、なんだかんだでやらなかったプリントや、書き込みせずに終わったプリント等は取っておいていいかもしれません。ですが、結局下の子も同じように塾に行かせる事になると思うので、新しくプリントは貰えます。なので、書きこんだプリントはまず使わないので、もういいか、というところ(貰って半年くらいとかで)捨ててしまうというのもいいかもしれません。

というように、いかに捨てるか?いつ捨てるか?と言うのを御自身の中で決めて捨て計画を立てることが、ファイリングの基本になります。

 解けなかった問題は、バインダーにいれていき、解けるようになるまで、やります。ここで初めてバインダーが出て、他にもバインダー活用、、、ということになりますが、もう少しファイリングについて書こうと思います。




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保存用の箱はこちらがお勧めです。とにかく外からみえるのは嫌かもしれませんが、お受験用はクリアのほうがいいです。そしてこれくらいざっぱざっぱ入らないとプリントが間に合いません。