秋と言えばお芋が美味しい季節ですが、里芋も秋が旬の食材になります。
里芋の栄養素には、体内の余分な塩分を排出し、高血圧やむくみを防いでくれる
「カリウム」。糖質の分解を助ける「ビタミンB1」。便通を良くし、
体内のコレステロールや毒素を排泄してくれる「食物繊維」などが豊富に
含まれているそうです。
胃腸の調子を整え、食欲を増進させ、その上低カロリーでもある里芋は、
便秘でお悩みの方、ダイエッットしたい方、体の健康を考えている方に
おすすめの食材です。
*里芋の上手な選び方は?
・泥つきで皮に適度な湿り気があり、丸く太いもの。
・持ったときにズッシリと重く、指で押した時に硬いものが新鮮です。
*保存方法は?
里芋は温かい場所で取れるものなので、冷蔵庫に入れて保存すると傷みやすくなります。
保存法としては、新聞紙などに包み、風通しの良い冷暗所に置いておきましょう。
また、傷が付いているものはそこから傷んできますから、そういったものは早めに
食べるようにしましょう。
*里芋の歴史
“縄文時代”、里芋はすでに日本で栽培されていたそうです。
実はお米よりも早くから作られていたと言われています。山ではなく“里”で
作られていたことから里芋と呼ばれるようになりました。
昔の日本では、芋と言えば里芋というほどポピュラーなものでした。
里芋は、親芋に子芋、さらに孫芋とたくさんの芋がどんどん付いていくことから、
昔から日本では、“子孫繁栄の象徴”として、お正月料理には
欠かせないものだったそうです。