初めての方は こちら (1)職歴【人生いろいろ】 から
今回も~リフォーム会社でアルバイトした時のお話<2>
毎日毎日、社長から嫌味を言われながらも
同期の3人で励まし合いながら働いていた
「私、また社長に『向いてないならいつでも辞めて構わないぞ
俺は、昨日も200万円の仕事を取って来た』って言われたのよ」
3人の中で一番嫌味を言われる大人しいKさん
「『俺は月に何千万円もの仕事を取って来れるのに
君たちは全然仕事に繋がらない』っていつも言うけど
社長はチラシ見て電話して来る人
の家に行くんだもん
どこかリフォームしたいから電話して来るんでしょ
仕事がとれて当たり前よね
私たちは飛び込みなんだもん、違うよね」
サバサバした姉ご肌のAさんが言う
「だいたい・・・アンケート調査だけって話じゃなかった
仕事だって取る必要はないってことだったよね」
いつの間にか話が変わって来ている事に
私は納得がいかなかった
決して怠けているわけではない
あの手この手で情報を聞き出そうと努力はしているのである
社長を何とかギャフンと言わせたい
私はその一心で毎日一戸建ての住宅街を回る
ある日、私たち3人は社長に呼ばれた
「来月から、出来高制にしようと思うんだ
固定給が今の半分の5万円
そして、仕事を取って来たら~
その1割を手当として付けることにする
悪い話じゃないだろ
50万円の仕事を取って来たらプラス5万円で
給料は10万円
100万円の仕事だと15万円になるんだよ
今までと同じ給料を貰おうと思ったら
50万円の仕事を取って来たら良いんじゃないか
楽勝だろ」
「えっ話が違うじゃありませんか」
Aさんが言った
すると~社長も言う
「うちは慈善事業じゃないんだ
収入を生まない人には給料は払えないんだよ」
「だから、最初に『ノルマがあるんだったら出来ません』
って言ったじゃないですか」
私も黙ってはいない
住宅の知識も何もない私たちが、仕事を取って来るのは難しい
だが初めは、世間話の中から情報を聞き出して営業に伝える
それだけでノルマは一切ないと言う話だったのだ
私たちはそれなりに営業の人に情報は伝えているつもりだ
しかし「営業のせいではないですか」とは言えない
営業の人たちも一生懸命やっているのを知っていたからだ
一生懸命やっていても結果が出ないと
何もしていない様に思われているのが悔しかった
しかし、それは営業の人も現場の人も
少なからず経験している事みたいだった
社長の人柄に不信感を抱いていた
「わかりました
それで良いです」
私たちは出来高制に従うしかなかった
次の日、Kさんが辞めたと聞かされた
・・・つづく・・・
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
『真弓』でもうひとつブログ書いてます(-^□^-)
『まゆみばあちゃん生涯現役♪』 こちら から
娘のブログには孫の心結(みゆ)ちゃんと
充汰(しゅうた)が満載です
『あかりのおつま日記』 こちら から
娘の可愛いイラストブログです
『おつまあかりのハラペコ絵日記』 こちら から
覗いてみてね(^_-)-☆
人気ブログランキング参加中
↓クリックしてね( ´艸`)
☆お願~い☆