こんばんは。



実は、11/3、東大オープンの前日、京大オープンを受けておりました。

河合塾生の特典(?)で、何個か模試をタダで受けられるので、その一つに京大を選びました。

理由としては
・数学が6問150分と東大と同じ
・英語の和訳、長文、英作文の添削を受けられる
・国語ががっつりある
・物化もなかなかの量で演習として良い
と何個かあって、単に問題をもらうだけでなく実際に試験として受けました。


昨日やっと紙で成績と答案を回収できたので、結果報告&京大の試験に関する所感を述べたいと思います。
※なるべく京大志望の(特に理系の)方に少しは役に立つようなことを書きたいとは思いますが、京大の実際の入試問題に関してはほぼ無知なのであくまで「京大オープン」を受けて思ったことであるという点にはご注意ください。

まずは結果から。
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欲を言えば400点はとりたかったところではありますが、それなりには満足できる結果でした。
東大配点にしてみると
英語 60/120
数学 86/120
国語 39/80
物理 35/60
化学 42/60
Σ 262/440
で、時間と問題構成も若干違うので単純比較はできませんがだいたい東大模試でも取れるのはこれぐらいなので妥当な結果と言えます。


次に各科目ごとの所感に行きたいと思います。

<英語>
長文×2、和文英訳、自由英作文で120分。
解いていて感じたのは、時間的余裕です。
半分しかとれていないのであまり偉そうなことは言えませんが、東大英語と比べるとかなり時間の面ではゆとりがあるように思います。(リスニングで強制中断、というようなこともないですし。)

だからといって簡単だとか高得点がとれるとかいうことは決してなくて、より精密な読解が求められていますね。自分の答案を見直してみると、かなり長文問題両方とも細かな減点が重なっていました。解答を見たときは、結構いけたと思っていたのですが、細部のつめが甘かったようです。

それから和文英訳はともかくとして(皆しっかり対策している部分であると思います)、自由英作文は全然自由ではなくて、内容をしっかり吟味しないとほとんど点にならないところが怖いです。(恥ずかしながら、僕は表現-9、内容-13の3/25でした。)東大の英作文より全然難しいと思いました。

今回僕は時間配分をだいたい
和文英訳(15〜20)
英作文(15)
長文Ⅰ(50)
長文Ⅱ(40〜45)ぐらいでやりましたが、おそらく和文英訳を15分ぐらいで最初に無難に書き切って、英作文がひらめいたらさらに15分ぐらい使って書き残りを長文の精読に徹するか、英作文がうまくかけそうになかったらそこでの高得点は諦めて長文でより稼ぐ(細かいところまでこだわってこだわって丁寧に解答する)戦略に切り替える、というのが点を取るには良いのかなと思いました。


<数学>
計算過程まで見られるのはなんだか恥ずかしいですが、とにかく難しい問題でもどこかに考えた跡を残しておくことが大切かと思います。
今回、理系5番の四面体の証明問題がとても京大チックで難しく、平均も低かったんですが、それでもなんとか苦肉の策でベクトルを設定して少しわかることを記述したら5点入っていました。(これでも平均超えなので十分ですね。)
まあ、これは京大に限った話ではないですが、大学入試においては正しい記述は正当に評価されるはずなので白紙は絶対に避けるべきです。
目標は東大と大体おなじで医学部は4〜5完(150点↑)、非医ならば2〜3完(100点↑)が目安となるのでしょうか。
大半が証明問題なので、部分点をかき集めれば完答数にこだわる必要はないかもしれませんが。
(今回の僕は完答は2題(30+35)で、あとは全部部分点です。)


<国語>
現代文×2、古文×1で90分。
時間は普通、という印象でした。
古文をいかに早く終わらせて、現代文に時間をかけられるか、が勝負の分かれ目のように思います。
僕は古文(15)→現文1(45)(解答用紙を間違えて若干タイムロスあり)→現文2(30)
ぐらいの配分で、全大問半分くらいの得点でした。古文は20分ぐらいはかけても良い気がします。(僕は速さ重視で答案が雑になってしまって点が伸びませんでした)
京大の現代文は、河合の授業でも何回か扱っていたのですが、やはり難しいですね。文章中の要素をまとめるだけでは太刀打ちできません。


<物理・化学>
二科目合わせて180分。
3時間、長いんですけど、あの試験問題の量には少ないですね(笑)、全然解ききれませんでした。

とにかく解答量が多いですが、基本問題も多かった印象です。物理は穴埋めだけを完璧にするだけでも十分合格点に達すると思います。
化学も同様で、重い計算問題以外を完答することが1番得点に直結するのではないでしょうか。
僕はどちらかと言えば化学が得意な方ですが、理論の計算問題を意地になってやって間違えたり、構造決定がなかなかできなくて時間を浪費したり(全部外した)と点が伸び悩みました。その分を高分子のやれなかった問題に費やすべきでした。

理科はやはり時間配分が大事だと再認識させられました。120〜150分ぐらいで全問いの基本〜標準(と自分が思う)レベルまでの問題をすべてとりきって、物理の応用的な記述部分や化学の重い計算は最後の余った時間でやる、が良いと思います。とにかく思考停止、手が止まっている状態がないように解き続けていればどちらも7割は行くのではないでしょうか。
(これは東大理科にも同じことが言えますね。)




さて、とても長くなってしまいました。果たしてここまで読んでくださる方がいるかはわかりませんが、もしいたら本当にありがとうございます。

では、おやすみなさい。

(センターまであと1ヶ月…!(´Д`;))