●2回目の通院



青さんについて来てもらう。



院長先生に診察してもらうと、



卵が多くありそうだよ



とのこと。



卵が多くあっても

ちゃんと育たないと

意味がないから全然喜べない。



体外受精でも

何種類か方法があって

PPOS法で治療することになった。



この方法だと、



・排卵抑制に黄体ホルモン製剤を使うため、コスト削減になる。

・他の刺激法と比較して、OHSSのリスクを減らせる。



らしい。

コスト縮減したいからありがたい。

45歳のわたしは保険適用外で自費だからね。



OHSSとは

卵巣がふくれ上がり、お腹や胸に水がたまり、吐き気、呼吸困難などの症状が表れること



皮下注射の練習を

今日やってもらうからね〜

実際に自己注射を打つのは

生理2日目からね。



ついにきたよ自己注射・・・



こえ〜(白目)



院長先生と話し終わって

青さんを見ると

目がうるうるしてる。



どうしたのか尋ねると



OHSSがとても怖かったから

リスクを減らせそうな

PPOS法で良かった・・・



服の袖で涙を拭いてる。



なんだよかわいいな・・・



いや、

実際治療するのは

わたしの方なんだけどね。



この日の朝方、

不妊治療で変な夢見たって

青さんが言ってたけど

わたしの方がどっしり構えてるのか

そんな夢は一切見なかったし

先生の言葉で一喜一憂しないし、

妙に冷静なんだよね。

普段わたしの方が泣くのに変なの。






自己注射の仕方を

看護師さんから教えてもらうのだけど

ここでわたしが高齢なため、

少し恥ずかしいことがあった。



注射をする時って

下腹部のお肉をつまんで

自分で刺すんだけど、

そのときに「針の向き」があるらしくて

正しい向きにしてから

自分に刺さなきゃいけなくて




細すぎて

針の先端が見えない・・・




っていうね



これ多分

最近じわじわきてたんだけど、

多分老眼のせいなんだよね。



恥ずかしいなーと思ったけど

なんか笑っちゃった。



目を凝らして

針の先端をナントカ見て

(っていうかほぼ当てずっぽう)

ことなきを得たけど、

家でやる時は大丈夫か不安になった。



いよいよ

ハズキルーペデビューか

と思ったよね。



この日はこれで終了

ということで、

自己注射とハズキルーペの

ことしか頭にないまま帰宅した。

自己注射まで少しの待機時間を

過ごすことになった。