テーマ:息のコントロールについて

こんばんは!
息の調整は

・横隔膜
・腹直筋群
・その他の呼吸補助筋
・声帯まわり

この辺りでめっちゃややこしいやり方で調整してます!笑
それと、調整の指示を出しているのは脳幹という所にある呼吸中枢ですね!

◆頂いたご質問
呼気時に横隔膜は関係するか

◆回答
呼気の時も横隔膜は一応関係しますよ!
ただ、吐く動きに関係するのではなく「吐きすぎない様にセーブする動き」に関係しています!

◆ご意見
吸気の安定性より、発声時の声帯コントロールが重要だからそんなに気にしないでいい気がする

◆回答
普通に会話が出来るレベルで息がコントロール出来てる人なら、ご意見者様が言うように呼吸に対する意識は必要ないと僕も思っています!!

呼気圧調整のメカニズムは複雑すぎるので、そもそも人間が意識してどうこう出来るレベルの動作ではないんですよね!

◆他の方からのご質問
声帯のコントロールとは声帯閉鎖の事?

◆回答
普段から全然息が吐けなくて弱々しい声しか出せない人とかには意識してもらうこともありますけどね!
ただ普通に大きな声で話せる人なら歌唱時の腹式呼吸とか腹筋意識とかは必要ないかなと思っています!

声帯のコントロールは主に

・音程を動かす動き
・声帯閉鎖の動き
・地声にする動き
・エッジボイスにする動き
・滑らかな声を出す動き
・声を太くしたり細くしたりする動き(これは外喉頭筋という、喉の外でやっている事)

この辺りの動きをコントロールする事になります!沢山あってゲンナリしますね笑

声帯だけでもこんなにあるので、単純に「閉鎖すればいいよ」とか「腹筋使うといいよ」とかでは全然声のコントロールは出来ないって事ですね!

◆ご返答
確かに勝手に腹筋に力が日あっている時がある
声帯だけでも色々あるんだね

◆回答
そう!それは呼吸中枢という所の働きと、今までの運動学習(声を出してきた経験)で
「この声量でこの声だすならこの腹筋だ!」みたいな調整を体が無意識にやってくれてるって事になります!

なので、呼吸については体にお任せするのが一番というのがよく言われている通説ですね!

声って考え出すとかなり色んな要素が関わりますからね汗

なのでシンガーならあまり深く考えずにやるのが一番ですね!深く考えるのはボイストレーナーの仕事という事で!笑

◆他の方からのご質問
(普段から全然息が吐けなくて弱々しい声しか出せない人とかには意識してもらうこともありますけどね!
ただ普通に大きな声で話せる人なら歌唱時の腹式呼吸とか腹筋意識とかは必要ないかなと思っています!という回答に対して)

普段から大声が出せない人は腹式で改善する?

◆回答
そうですね!
例えば音声障害の一つに「無力性嗄声」という、声が弱々になっちゃってる状態というのがあります。

そういう人には音声治療の一環で腹式呼吸(とは実際違いますがザックリそれ系のやつ)をやったりする事はありますよ!

◆ご返答
それはある程度の範囲までではないのか。
呼気に声帯が耐えられないと無意味な気がするが…

◆回答
もちろん、あまりにも強すぎる呼気圧だと声帯が耐えきれなくなって声が崩壊する事があります!
なので基本的には腹式系は
「声の機能がマイナスな人を±0にする方法」位で考えると良いかもです!

安定性についても、カラオケで普通に歌えるレベルの人なら腹式呼吸とかは必要ないと思いますよ!
使うのはあくまでも音声障害レベルの人で十分だと思います!

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