今日のエッセイについて
示唆する内容は人それぞれの
捉え方であると思いますが
あくまでもエッセイとしてご理解
頂けない方の閲覧はお断り致します。
2人の女性が5年と言う歳月
踠き苦しみ、闘い
流した涙の色へ決別の意を
込めたものです。
2人の男が
鼠色した机を挟み
無言で座る
小窓のマジックミラー
覗いた
私は頷く
間違いない！
この人間に間違いない！
はっ！と気付いて
目が覚めた
夢だったのだと…
可笑しすぎる夢
大声で笑いたい程
ばかばかしい夢
汚らわしい大人達へ
膨大な
時間と歳月を積み重ねて
私の口から聞き出した
真実の
分厚い紙など
この世の法の
なんの役に立つのだろう
黒い涙を
流し続けた
私と…
私の大切な人達
法は気まぐれに
私をどこまで
傷つけるの
法とはなんですか？
そこの大人達
私に答えてほしい
私は知っている
母も又黒い涙を
流しながら
5年前
法を操る
権力者達の前に
膝まずき
法を操る
権力者達が踏み歩く
汚らしくも
どす黒い
床に額を擦りつけ
悪がどうか裁かれる様
哀願した
母の姿を…
悪が何か
真実は何か
どうせ悪は
この世でのうのうと
生きていけるのだろう？！
ちぎれた
魂 い抱いた
私は
今も悪と法の
天秤にかけられた
悲しい性（さが）の
今も道化師
ぬるぬるした心の中を
垣間見
私を嘲笑った法律よ
私は今も
お前達の道化師
見ていてやる
お前達がどこまで
悪を叩きのめせるのか
大笑いしながら…
もういいよ
母が言おう
12歳の幼いお前が
大人社会の
矛盾と理不尽に
立ち向かった勇気に変えて
私が劔を持ち
留めを指す事を
お前は道化師？
違う
私の大切な大切な
娘
そして
お前を産んだ
私から
純真と言う
新たな生命（魂）を
捧げよう
m.ma