昨日、幕張メッセでPUNKSPRINGに参戦しました。



PUNKSPRINGの参戦は2017年以来7年ぶりで、9回目となります。


昨日終わってから足早にインスタで速報としてアップしたのですが、帰宅時間が遅くなってしまったので、画像メインになってしまいました。

ここではインスタより詳しくパンクスプリングについて話します。



昨日は快晴でしたが、強風で決して屋外で過ごしやすい陽気とは言えませんでした。


今回のパンクスプリングは前回に参戦してから7年経っていますが、以前より目立って来ているのは子連れで、防音のイヤーマフをつけた子供達が、ちらほら見受けられました。

会場で迷子のアナウンスもありましたが、以前ではなかったですね。

その辺は6〜7年前のハイスタのライブの時も、子連れでのファミリーの参戦が増えて来ていたので、ハイスタのファン層とリンクするのかもしれないですね。

ライブって言うと、15年前くらいはライブ仲間で参戦する人も結構多く見かけましたがが、今は以前より1人で参戦、また、子供を連れて参戦、家族で参戦のスタイルが増加しているように思います。フジロックあたりは15年前もそのスタイルの人は多かったですね。

まあ、ハイスタのファンは30代後半から50代前半が多いからそうなるのでしょうけど、ただ、ハイスタは2024年の今も証明するかのように、新規のファンが増え続けているので、20代のファンも結構多く見受けられました。

さて、会場に入る前にランチを済ませて来たので、昼過ぎからライブを観ましたが、観たバンドは以下の5組です。


The Vandals

マキシマム ザ ホルモン

The Damned

Hi-STANDARD

NOFX





The Linda Lindasも観たかったには観たかったのですが、THE OFFSPRINGが出た年のサマソニで観ていたので、今回はTHE VANDALSから観ました。


それにしても、day2はレジェンドが多いですね。

ホルモンのナヲさんがMCで言っていたことで、新人バンドのマキシマム ザ ホルモンです。」「リンダ・リンダズの次の25年目の新人バンドです。」

と比喩していました。


ホルモンも、もうレジェンドの域に入って来ているのですが。


The Vandals  1980年結成 1982年に最初にBAD RELIGIONのパンクレーベルエピタフと契約したバンド


The Damned  1976年結成 初期パンクで、日本ではSEX PISTOLS、THE CLASHと並んで、ロンドンパンクの三大パンクバンドの一つに数えられている。


NOFX  1983年結成 メロディックパンクの草分けみたいに言われてはいますが、実際にはスカやレゲエ、カントリーもパンクと融合させて、速い曲からミディアムな曲もある。メタリックの要素もある。曲もテンポが転調する等動静のバランスも巧みでバラエティに富んでいる。自主インディーズレーベルFAT WRECK CORDSを立ち上げ、NO USE FOR A NAME、LAGWAGON、SNUFF、Hi-STANDARD等多くのバンドを輩出する。


Hi-STANDARD   1991年結成

90年代の日本のパンクシーンにおいて、多くのフォロワーを生み出して、自主レーベルPIZZA OF DEATHを立ち上げる。アメリカやヨーロッパにおいても一定数のファンを持つ。

影響力の強いバンドで、日本のパンクシーンの流れを大きく変えてしまったと言っても過言ではない。


The Vandalsは相変わらず、ライブでエンタテイナーの要素が満載で、笑いを誘っていたし、USのバンド、又日本のバンドもUSのカラーのバンドが多い中、The Damnedは唯一UKのバンドですが、生のパフォーマンスを観て格好良かった。

ホルモンはいつも通りユーモアのある圧倒するパフォーマンス。


ここではハイスタとNOFXのライブについて触れます。



「GROWING UP」からスタートしましたが、難波さんは(NOFXの)マイクと初めてレコーディングした曲と言っていましたが、全体的にFATのレーベルの1stアルバム「GROWING UP」の選曲が多く、他にも、「WAIT FOR THE SUN」、「SUMMER OF LOVE」、「California Dreamin’」(この曲はFAT盤には収録されていませんが、PIZZA盤に収録されています。)、「NEW LIFE」、「MAXIMUM OVERDRIVE」と6曲。

今回、ドラムのサポートアクトを務めたのは、THEBONEZやpay money to my painのドラマーのZAX。

決して、ツネさんこと恒岡章さんになれるわけではないけど、ハイスタのパフォーマンスに誠心誠意サポートしていると言うのが観ていて伝わって来ました。言ってみればテクニックでサポートしている意味でなく、世界観をハイスタのものにしようと言う努力が感じられました。

パンクスプリング前のZAXのライブ動画も観ましたが、当日は、動画よりハイスタの世界に近いものになっているように感じました。

また、健さんが出演バンド、一つ一つ「ありがとうございました。」と2回言っていましたが、感謝の意を表した後に「ノーエフエックス、ノーエフエックス」とオーディエンスにコールを促していました。

難波さんもコールを促していましたね。


それと、「WAIT FOR THE SUN」、「I'm A RAT」でマイクはバックボーカルで参加していましたね。


15曲演奏されましたが、全曲心に沁みました。


そしてNOFXのライブ。

結成して40年活動して来たバンドですが、とても解散前に思えないほど、エネルギッシュでタフなパフォーマンス。また全員50代後半であるけど、若々しい。

ライブも楽しい。

メタリックで疾走感のある曲やトランペットが入ったスカパンクやレゲエ調の曲あり、カントリーありで、トランペットの入っている曲としてはスカパンク調のAll Outta Angst、レゲエ調で入り、後半以降、激しいパンクに転じる「Kill All The White Man」、フレンチポップのオーシャンゼリゼのカバー曲「Champs Elysees」等もノーエフのライブの魅力になっていますね。


パンクスプリング前の横浜のセトリは見ていましたが、割と最後の方は有名曲満載の構成になっていましたが、幕張では最後に18分あるThe Declineで日本のライブを納めると言う展開になっていて、最後の方で難波さんや健さんもステージに出て来て、ベース、ギターで共演すると言うドラマティックな幕締めとなり感涙モノでした。


いや、その前にマイクの方も、「ハイスタンダード、ハイスタンダード」コールをオーディエンスに促していてました。


本当、ハイスタとノーエフの友情もしっかり見せて頂きました。


もちろん、ノーエフの代表曲と言える「Stickin In My Eye」や「Linoleum」が演奏された一方で、同じく代表曲の「Don’t Call Me White」は演奏されませんでした。

必ずしも、全アルバムをライブのセトリに網羅したわけではないですが、有名曲に捉われず、NOFXの歴史を感じる展開のセトリだったように思います。


念の為、NOFXとハイスタのセトリを参考までにリンクしておきます。


https://www.livefans.jp/events_setlist/1620291



https://www.livefans.jp/events_setlist/1636524


最後を飾るのに素晴らしいライブではあったのですが、寂しさも残りました。

ハイスタも健さんが「まだハイスタは続けて行くから。」と言っていましたが、その行間にツネさんの陰が感じられて、前向きではあるものの、同時に寂しさを感じたりしました。

でも、NOFXの最後の勇姿を見届けることが出来て、良かったです。
ありがとうございました!

最後は軽度の筋肉痛(幕張は遠征の部類に入るので、足は疲れましたね。)とともに余韻に浸りました。