第6回「はぐれ雲」あらすじ

及川は、母親からその日の食事代を渡されるだけの生活が嫌になっていた。
光彦は自分の家に来ないかと勧めるが、及川は光彦の前から立ち去ってしま
った。翌日、光彦は担任から及川が昨夜、母親のキヤバレーの客からお金を
脅し取って逃げたことを知らされ、及川の行方を必死で捜すのだった。



邦男と弘子は、光彦が及川と関わろうとすることに心配して止めるが、光
彦はついにアパートの部屋の片隅で、警察の捜査から逃れるように息を潜
めている及川を発見した。
光彦の必死の説得で、及川は改心し明日から登校して、迷惑を掛けた人々
に償うことを約束した。



翌日、及川は光彦との約束を守り登校したが、教頭はこれ以上、及川に学校
として責任が持てないと警察に通報する。そして、及川は更正施設へ連行さ
れて行く。光彦は大人のやり方に憤慨したが、及川は光彦にお前の友情に応
える為に大人を信じようとする真似をしただけだと言い残し去って行き、光
彦はやりきれなさを感じるだけだった・・・