第1回「夜明け」あらすじ

東京近郊の新興住宅地に住む平凡なサラリーマン家庭・森岡家。
ある日、森岡家の主婦・弘子は、郵便受けに次女・美奈子宛の手紙があふれ
ていて驚いた。それは全て、美奈子が少女雑誌のペンフレンド募集に投稿し
た返事だった。



美奈子はペンフレンドへの全ての手紙に、親に対する不満、愚痴を書いて送
っていた。だがその内容がデタラメであったことが両親にバレてひどく怒ら
れてしまった。反発する美奈子だったが、その夜、美奈子の手紙の内容に共
感した増田知子という少女が美奈子を訪ね、仙台から家出して来てしまった
のだ。



自分が送ったウソの手紙で大変なことになり、反省する美奈子。
父・邦男は二人に自分も子供の頃、家出したことがあったが、その時に感じ
た親の愛情の深さを話した。
翌朝、仙台から知子の父が迎えに来た。知子をきつく叱りとばしたが、しっ
かりと抱きしめ、帰って行った。その姿を美奈子は母と共にいつまでも見送
るのだった。