おはようございます!
相変わらずYouTubeばかり見ているMuraです。
以前ユーチューバーのヒカルさんが競馬で1000万円賭ける企画をやっており、YouTube史上最高の賭け金額だと話題になりました。
この企画は2度ほど行われており、ヒカルさんの経済力に驚かされます
さて、今回はその競馬に関するビジネス、馬主について紹介します。
馬主というととにかく富裕層の方が、娯楽でやっているイメージですよね。
最近でいうと北島三郎さんの保有するキタサンブラックがG1優勝など、芸能人の馬主も注目されています。
そんな馬主は実際儲かるのか、見てみましょう。
○儲かる?!
馬主の方はどうやってお金をもらっているのかというと、保有する競走馬がレースに出走することでもらえる賞金、出走手当というものがあります。
賞金は、レース順位が5位までの馬に与えられ、レースのグレードによりますが、日本ダービー(G1)であれば優勝賞金2億円です。
このうち賞金の配分として、馬主80%・調教師10%・厩務員5%・騎手5%となっております。
ですので、日本ダービーで優勝すれば、1億6000万円ゲットできるということになります!
ほんの数分間の1レース、ほんの小さなハナ差で何千万もの収入が変わってくるという、豪快な世界なんですね。
そしてこの他に、出走奨励金と特別出走手当金(着順関係なし)がもらえます。
この2つの手当てで、レース出走にかかる経費を少しでも賄うことができます。
○夢のある世界...
これだけ見ると、レース次第で大儲けできるので、案外馬主いいかも。と思いましたが、気になるのは、馬主になるのに必要な経費です。
調べてみると、結構かかることが分かりました笑
まず、馬自体の購入費です。
良血馬や、親が強い馬はかなり高額で取引されます。
競馬は血統のスポーツと言われるほどで、成長過程を見るというより、生まれる時点で価値がほとんど決まっているのです。
最近ですと、トゥザヴィクトリーという馬が、史上最高額の6億円で取引されました。
ちなみに一般の馬は1000万~3000万ですのでかなりの高額なことが分かります。
仮に安めの1000万の馬を買ったとしましょう。
次に、牧場である程度育つまで待つ必要があります。
この間、月に20~30万ほどかかり、これが1年間かかります。(約360万)
さあ、牧場で養育された後は、厩舎に入り競走馬に成長させます。
これが大体月に60~80万円ほどかかります。(地方競馬なら20~30万)
2歳から3歳、4歳あたりが馬のピークですので、3年間だと3000万円近くかかります。
もうお分かりだと思いますが、初期費用で1300万、その後3000万近くかかりますので、それなりのグレードで勝たないと大赤字です。
やはり金持ちしかできないのか...と思い馬主の要件を見てみると、
・年収1700万円以上を2年連続クリア
・総資産額7500万円以上
という金額要件があり、他にも社会的信用があるかどうかなどの厳しいチェックがあるようです。
つまり、馬主はそもそもそれなりの社会的地位がないとできないということでした(笑)
しかし、この要件を満たさなくても馬主気分が味わえる、そんな投資方法がありますので、後編で詳しく触れたいと思います。