• 占い店舗で1日活動しても、まったくお客様との鑑定ができない。
  • 客単価が2000円を割る。
  • 月に訪れるリピーターが5人もいない。
こうした占い師が、都内占い店舗の90%を超える状況があるようです。
果たしてこれでプロと言えるのか?おそらく一般ユーザーからはそう捉えられることはないでしょう。
 
 

なぜ?こうした惨状が生まれるのかでいえば、占い業界の構造上の問題があります。

これは師弟制度の崩壊、メディアでの実績のない占い師の蔓延、占いコンテンツ会社による素人占い師の拡散、虚偽情報拡散サイトの蔓延など、複数の要因が重なって生まれています。
 
たとえば、少し前にTVで流行った六星占い。これは講談社の魔女の履歴書などにも記載されているとおり、キャラクターだけで素人占い師を著名占い師として拡散させたケースで、デマをTV、雑誌、コンテンツ会社が拡散させてしまったケースです。反社の人間との関わりをを魔女の履歴書では描いていましたが、作者の兄弟が狙われたためか、その後沈黙してしまっています。
 
こうしたまともじゃない占い師を扱う流れは現在も続いており、さすがに反社を嫌ったメディアは、売れない放送作家、タレントを占い師として打ち出すことに成功しました。TVでの展開に関しては、TV番組制作会社が六星占いの時と同じ会社なので、おそらくそこが主導している可能性があります。
 

本物の占い師が正しく評価されず、適正な報酬を得られにくい環境の一端がこうしたところで生まれています。

現在、プロ占い師といっても、冒頭に記載したとおり、まともな鑑定ができていない状態の人が多い。これは当人の問題も少なからずあるでしょうが、それよりも教える側の師匠の責任が大きいと思います。稼ぐことのできない占い師が店やプラットフォームに参加すると、数字を上げるために無理な延長やパフォーマンスを行うケースも多いようで、そこにまともなユーザーが付くことはなく、完全に病んでいる人しかユーザーが残らない状況が生まれます。
 
10分1000円やワンコイン500円占いを展開するところは、ほとんど延長を取る前提のビジネスモデルで、聞きたいことを時間内に知ることさえできないケースが多いでしょう。知るためには、延長になる。そもそも時間内で答えが出せないなら、最初からこの時間では無理と伝えるか、できるとこまで伝えますねという形で本来は進めていくべきでしょう。でも、それをしないのだから、トラブルが発生したり、不満がそこには生まれるのは当然です。
 
誤解しないでいただきたいのは、短い鑑定がすべてダメだということではなく、イベントなどでは知ってもらうことが目的なので、10分占いなどで回すことは当然です。
 
けれども、ちゃんとした悩みを解決するような占いでは、10分ではどうにもできないです。最低30分から60分程度はかかるんじゃないでしょうか。
 
私はこう考えていますが、実際に弊社の面談に来る占い師に20分で鑑定をさせると、10分で話が終わってしまうケースがザラです。この10分間の世界が、おそらく世の中に広がる占いのイメージなんでしょうけども、これじゃ何の役にも立たない。
 
ウルトラマンは、3分間で怪獣を倒しましたが、占い師が10分で悩みを解決しようなんて無理なんですよ。
ウルトラマンのようにスペシウム光線なんかがでるわけでもなく、店頭の占い師から出るのは"あくび""愚痴""不満"です。
 
10分で広がる占いの世界がスタンダードになるのなら、そこで広がる廉価な占いでは、きちんとした収益を獲得するのはできない。
 
そして、それを基準にしてしまう占い師は、いつまでも同じような状況から抜け出せず、客単価は2000円を超えることはまず無理でしょう。
 
本来は、占い師がどうすれば数字を作れるかを考える際に、まず占い師自身の鑑定スキルを向上させること、そのためにはリピーターをどれだけはやく作れるか、それにより鑑定精度の向上につながっていき、ひいては顧客満足度を上げ、紹介を増やすという流れが生まれます。
 
だけども、数字を作ろうとする場合に、ただ場数だけを増やすために、空いた時間に電話やチャット占いを進めるところもあります。それらもどうスキルアップするか、活かし方を伝えたうえでなら意味があるのだけども、ただ単に空き時間の埋め合わせだけなら、まるで意味がないのです。
 
店などなら、お手本となる占い師がいて、こうやるんだよという姿を見せることで、一部の人はそれを自然と学習し、短期で自分のものとするでしょう。もちろん全員がそれをできるわけでないです。お手本となる占い師が目の前で努力している姿を見せても、自分は何もしない。これが大半の人です。そこで管理側(トレーナー)が、なぜ今の自分でできることを何もしないのか?数字を取る人が努力する中で、なぜぼーっと座っていられるのか?など、感覚のズレを修正させていく必要があります。
 

実力・スキルが伴えば、そもそも10分占いは入らなくなる!

鑑定スキルの高い占い師には、10分占い客はほぼ入りません。弊社では、例年駅ビルのイベントを年始恒例行事として9分占いを展開しますが、今年はその代わりに店でのキャンペーンを実施しました。
 
1月2日~現在までの集計では、9分占いに関しては、1日1,2件程度で実際にはそこまで利用されません。
先日スカイ・ベリーが担当した日では、当該占い師が12人の鑑定のうち、1件のみ9分占い利用。
つまり、利用者の多くは通常の鑑定で20分から60分を利用している。
 
お客様の構成比をみると、リピーター4,紹介新規5、完全な新規3
1月ということもあり、リピーターが自分の友達や家族を一緒に連れてくることで、紹介客が約半数を占め、完全な新規でも口コミを見て入るお客様は最初から30分を利用するので、完全新規3のうち2は30分。通りがかり1人のみが9分という状況。
 
他の占い師はどうかといえば、
弊社で一番スキルの高い、まるっとさんは当然9分占いはゼロ。
どの日もお客様の構成比が、リピーター8~10。
と既存客が枠を埋めるため、新規客が入りこむ余地がありません。
 
 
こうしたことからわかるように10分占いなどはあくまで宣伝効果を狙うもので、キャンペーン程度の扱いが妥当で、そこがベースとなる店では、観光地を除き、相当厳しい経営にさらされると思います。
 

今年は再生の年になる。

今年の運勢(甲辰の運勢)でも書きましたが、再生の流れが出てきます。それとともに大きく崩壊するものも出る。
雨降って、地固まるという言葉がありますが、今日本で起こる状況は今まで貯まりに貯まった雨水が一気に堤防を破って決壊させたような感じで、"令和"の”令”に”雨”が加われば、”零”になりますからね。
 
・ビッグモーター
・ダイハツ
名前にビッグ(Big)とかダイ(大)とかが付いている大きなイメージを連想させるところも、ここで崩れましたが、
 
・ジャニーズ
・吉本興業(ダウンタウン 松本人志)
・自民党(派閥)
なども崩れました。
 
上記で2つに分けましたが、後者に関しては、あまり注目する人はいませんが、実は共通点が隠れています。
いずれもまともじゃない占い関係やスピ系とのつながりがあるという点。
 
数年前、私が血液型×12星座の検証記事に書いたように、ダウンタウンDXでインチキ占い師がデタラメなことを言ってる、これがまかり通るのはおかしいと発信したことがあります。その後、この企業はヤラセ占いイベントを展開するなどもここはやってましたが、おかしな占い会社との提携発表後に、松本人志氏の性犯罪関連の疑惑報道がでました。
 
他、2つは記事が長くなるので割愛しますが、クローズドな情報ではないのでググればすぐに出ます。
 
 
この零の流れは徐々に弱まってくるものの、まだまだ崩れるところが出るのは当然の流れです。
上記でわかる通り、巨大な組織だろうと関係なしに崩れます。
でも、雨降って地固まるの格言どおりに、その後は安定する流れも生まれるはず。"令和"の”和”は、仲良くするなどの意があり、手と手を取り合って、再生の流れを作り出すことができるんじゃないかと思います。
 
真っ当な占い師は、真っ当な場所でその仲間を見つけていくべきで、その輪が広がれば、きっと自分たちにとって良い環境を構築できるようになるんじゃないかと思います。自分が真っ当な占い師だと思い込む人がいるので、はっきり書きますが、おかしな場所に身を置く人は、真っ当な占い師ではないと思います。もともとは真っ当だったのかもしれませんが、おかしな場所を選ぶという選択をした時点で判断が狂っている、つまり正常な思考ではないため、自分自身をまずは立て直しする必要があります。なぜこうした余計な一言を書くかといえば、正常な思考ができない状態では、お客様との鑑定でそれが出るんです。占い上で今がこうだという状況をわかっても、解決策の答えが的外れになってしまう。
 
マリーシェルでは、45年間以上もずっと変わらない自殺者20000人を占いの力で減らすことを目先の目標に置いています。問題解決をきちんと図れる占い師が増えれば、それが可能だと信じて活動しています。弊社は、最終的には世界の占いプラットフォームを構築したい考えで、それはただ単に占いができるものではなく、ちゃんと困ったことが解決できる場を設けるということ。自分たちがどん底から立ち上がったように、自分たちがやったことなら、他の人にも同じように効果を発揮することができると考えています。
 
これまで占い業界の流れをみれば、ガラケーからスマホに切り替わり、占いコンテンツで毎月100万以上の売上が上がっていたビジネスモデルが月1万円もいかないという状況が発生し総崩れした際に、ワンアイデアで月1000万円を超えるサービスを生み出し、その後市場が形成されたり、過去どこも成功させていない場所にテナント出店を成功させ、その後の巨大企業との取引につなげていくことができた、こうした自ら流れを読んで実際にそれを実現させるという体験ができているのは、現状国内では弊社マリーシェルのみです。無から有を生み出すこうした占いができる占い師は、実際にはほぼいません。こうしたことができる占い師なら、今ある占い環境を良しとは思わないし、それを生み出した原因企業を支持するなんてことは、うちと同じようにやらないはず。ただし、今後それができるようになる可能性を秘めた占い師はたくさんいて、ひとつのキッカケでそれができるようになっていくはずです。
 
マリーシェルは、そのキッカケを掴める場所のひとつです。毎回満席になる国内TOPのタロット占い師、それに匹敵する数字を作る占い師がここにはいます。それらのやり方や行動に触れ、キッカケを掴む人もいれば、こういうことをやっていけば、これができるようになるというアドバイスなども直接することもあります。自分の現状を受け入れられない人には、そのアドバイスで心が折れる人もいますし、世の中の常識や倫理に反す行為を指摘され辞める人も中にはいます。だから、人間性がしっかりした人でないとこの場所には不向きです。
 
ですから、マリーシェルがその真っ当な場所だからうちに集まれなんて言うつもりはありません。
再生の流れ(好循環)は、真っ当な場所で起こるはずです。なぜなら、そうでない場所はその流れが生まれる前に自ら崩れるからです。自分に合った場所を自分で探すことをお勧めします。
 
 
そうした場所がたくさんあれば、点と点が徐々につながって、よい環境が生まれてくるでしょう。
 

占い業界が再生するチャンス

再生させるチャンスは、今年起こるのではないかと考えています。実際にはそのキッカケだけが生まれるのかもしれません。
このチャンスは、あらかじめ何か決まったものが生まれるものではなく、さまざまな可能性がそこにはあるのではないかと考えています。弊社では、すでに3つの計画の準備を進めており、それらをこの機会にスタートさせることもあれば、別のものをその機会に実行する可能性もあります。
 

チャンスがどこで生まれるか?

ここまでに出ている事象をもとに考えると、明らかな問題や闇を抱えていた場所で問題が起こっているわけで、小さなものではなく、それなりのインパクトのある規模のものです。占い業界でそれが起こるなら、ほぼ絞れてきます。
 
事故が起こる際によく話題にあがるハインリッヒの法則。
大きな問題が起こる前に小規模な事故が約30個あるというもの。
 
年始にあったアホな占い師による開運日騒動。これを私は小規模事故だと捉えてますし、それらを点と点で合わせて追っていくと、大事故の発生源がここではないかと想定が付きます。
 

このチャンスをどう活かすか?

先に述べたように弊社マリーシェルでは、これを機に準備しているものを進めます。
 
それ以外で、これは弊社以外でも同じことが必要になると思いますが、”けじめ”をつけるべきでしょう。
 
かつて六星占いなどの問題が続いて、占い業界が一時沈んだことがありました。その問題が起こった時に、占い業界に身を置く占い師で声を上げる人はほとんどなかった。六星占いは、元はゼロ学や算命学で師範をしていた神キレイが生み出した真理占星学がオリジナルで、その経緯を各占い協会の古い人たちは知っているのに、「あんなインチキは自分たちの占いとは違う!」と誰も声を上げる人はいなかった。その結果、業界全体が同じような見え方になり、占いの各協会は力を失い、見向きもされない状況に陥っています。
 
以前の出来事とは異なる問題になるでしょうが、弊社はきちんと声を挙げます。
自分たちと関係のない者のやったことだからと放置していると、昔と同じ状況が生まれるのは明白だからです。
こうした"けじめ"をつける行動が増えれば、問題は一部であり、業界全体では違うという見られ方になるだろうし、まったくどこも”けじめ”をつける行動がなければ、弊社は業界内では異端児に映りますが、世間の味方をつけることができます。
 
どちらに転んでも弊社はこのチャンスを活かすことができ、弊社と同じように声を挙げたところが、世間の味方をつけることで、今後占い業界において主流派に置き換わるようになるでしょう。
 
占い業界では、SNSにおける影響を正しく理解していない人が結構多く、なぜ上記の置き換わりが起きるのか理解できない方も多いと思うので、説明しとくと・・・。
 
上記で記載した昨今起きているようなレベルの問題までいかないにせよ、それなりの問題が占い業界で起き、それがニュースになった場合、SNS上ではそれらに関する発信ボリュームが拡大します。ネット警察のような人々が関連情報を探る中で、私の記事なども確実に目を留めることになり、そうしたものが勝手に拡散されるようになるわけです。

昨年、弊社に起こったことなどはほとぼりが冷めているようにみられますが、解決していないので、すべての証拠をさまざまなところにアップしてある状態です。こうしたところが次々とSNS上で拡散し、次々に炎上していくことになるでしょう。
 
最悪の状態を考えると、上場企業のコンプライアンス問題、パワハラ問題が次々に発覚するドミノ倒しがそこで生まれる可能性があるんです。私が記事で書いたことは、裁判などの記録も残っていたりするので、調べればそれが事実であるとわかります。占いという注目を集めない領域の話だったので、今まではスルーされてきましたが、ひとつの問題でこの業界にSNSなどのユーザーの目が向けば、いつでも大炎上しかねない状況が実はそこにあるんです。
 
つまり、SNSでマリーシェルが話題になる状況が生まれると、同時にこれまでの不正占い企業がすべて白日のもとにさらされることになる。その結果、おかしな企業がすべていなくなり、業界全体ではプラスになるでしょう。