先日、マリーシェル占い館のスカイ・ベリーが万引き犯の逮捕に協力する出来事がありました。
事件は10月25日、19時過ぎの出来事。
スカイ・ベリーは、いつものように店前で自殺防止の声掛け運動(呼び込み)を行っているところ、身長180cmを超える肉付きのよい男が、本屋のベストセラーの棚の前に立ち、そこに他のコーナーから運んできたと思われる本(30冊)を2段に分け置き、ベストセラーの棚の本を新たに6冊程度、その2段に分けた本を積み上げた山の上に置き、その2段の本の山をひとつにまとめ、別のコーナーに移動する姿を目撃。
大量本の購入は、この本屋ではよくみられる光景であるが、かごを使っておらず、手で運んでいたこと、またその人物が運ぶ本が自己啓発本に、文庫、コミックとジャンルに飛んでおり、大量購入する客にはあまり見られない点が気になり、目を引いた。ベストセラーコーナーから移動した際には、柱の死角になりその者の行動が把握できなかったが、数分後、スカイ・ベリーが呼び込みをする左手、5m先のエスカレーター方向に小走りで進むその者の姿を見かけた。
レジは・・・?
スカイ・ベリーの立つ位置からレジは見えるが、その者がレジに向かった姿は目視していない。
ずっとレジを目で追っているわけではないから、確信はないが、本を40冊縦に重ね、上下を手で押さえて進むその者の姿が異様に映り、スカイ・ベリーは店を空け、エスカレーター方面に走った。
その者は、すでにエスカレーターを下り始めており、その下には人が大勢いる。
ここでその者に声をかければ慌てて、目の前の客を押し倒し逃げかねない。
急ぎエスカレーターを背にし、本屋のレジに向かう。
店員に盗難の可能性がある旨、その者の特徴を事細かく告げた。
その後、本屋から出てきた店長と一緒にその者を追う。
1Fエスカレータ周辺にはその者の姿は見つからない。
館を出た。
下りエスカレーター付近には2か所の出入り口がある。
店長は目の前の出入り口に向かった姿を確認し、もう一つの出入り口に向かう。
あれだけの本を抱えたまま逃げたのだから、手がふさがって駅には迎えない。
自転車などに詰める量ではなく、タクシーを止めることも難しいはずだ。
考えられるのは、どこかにいったん徒歩で移動し、そこで本のセルファンを取って、中古本として売ること。
駅前広場か、それとも街道沿いか。
バカじゃなければ、カバーがかかったままの本をブッ〇オフに持ち込むことはないだろう、こう思っていたら、その者はバカだった。そのまま持ち込み、万世橋警察署の署員が確保することに。
この日は、キャラグッズショップでも、万引きがあったようで、スカイ・ベリーに同じ犯人かどうかスタッフが照会した。
キャラグッズショップの万引き犯は、女性。
同じ日に2件の事件が発生した25日。
直接捕まえれば、感謝状。
その機会を逃した・・・。
こうした日にスカイ・ベリーが引くカードは、特徴的な出方をする。
次に同じことがあれば、スカイ・ベリーは確実に気づく。
そして、感謝状をGETするだろう。
感謝状は、1円にもならない。
なぜそんなバカなことするんだと、たぶん他のスタッフは口にするだろう。
その声に、スカイ・ベリーは、きっとこう言う。
「・・・・・・にするからだよ。」