今回は鑑定のことを書く。

たまにはまじめに占いのことも書くので、うちに関わる占い師の方も確認してくださいね。

サンプル鑑定時のアドバイスでは、私はあまり気の利いた言葉をかけられない人なので、後でこれ見て確認してください。

過去を当てる占い師はきっかけを作り、未来を当てる占い師がリピーターを作る。

過去のことや性格などを鑑定で当てるのは、実はリピーターにあまり繋がるとは言えません。そこはあくまでアイスブレイクのようなもので、確実にリピーターを得るのは未来を当てる占いです。

 

メディア向けは、過去を当てることでしょうが、現実の悩み解決はそこじゃない。TVや雑誌の占い師が実は鑑定実績が低い人でもやっていけるのは、基礎が滞りなくできていれば過去や性格は誰でも占い師ならできるものであるためで、でも未来となるとハッキリと優劣がついてしまう。

 

それがリピーターの数。

 

私は占い業界に20年以上いるので、ベテラン占い師の状況もよく知ってますが、3か月先まで埋まっているという占い師でも、1日に受ける人数が2桁というのはあまりなく、1人とか2人とかで、3か月先までという話をする人が多かった。毎回10人程度というのは見たことがない。

 

毎日のように店にいるスカイ・ベリーは、年々リピーターが増え、今はめちゃくちゃリピーターの数がいますけども、毎日のように出てるので、最低1件、多くても5人。

 

これでも昔の大御所占い師と呼ばれる人の実績を優に超えてしまっているんですが、マリーシェルでは上には上がいて、まるっとさんは毎回8人とかリピーターで全枠埋まります。結構当日に新規の予約連絡をいただきますが、すべてお断りになります。これはすでに前日までに埋まっていることが多いためで、キャンセルで当日空きがあっても、まるっとさんの鑑定が始まる昼までには一日すべて埋まります。

 

結構お客様がその状況を知っていて、まるっとさんの健康上の心配をする人も結構います。

ちゃんと休みを入れるようには設定はするんですが、どうしても鑑定後に雑談するお客様もいるので、そうなると休憩が取れなくなったりする問題も出ていて、運営の頭を悩ませます。占い師は合間に休憩を入れないと頭の切り替えができないから、ダメなんです。

 

ちょいと本筋から外れだしたので話戻しますが、リピーターを作るのは未来を当てる占い師ですが、そのタイプだけ店で集めてもダメなんだなと最近は思っています。

 

お客様の中には、心を整えにくるタイプもいるからです。1週間に一度とか、1か月に1度とか。

つまり、調整役ができる占い師も必要なんですね。

 

ドラクエでいえば、魔法使いと僧侶みたいな両方をパーティに入れるのがいいみたいな。

 

まるっとさんは、魔法使いでもあり、僧侶でもあるような感じで、それらの進化系の賢者といえるかもしれません。

 

スカイ・ベリーは、完全に魔法使いに振り切っていて、リピーターを自分でなく店のリピーターにという感じの動きをします。

 

調整者としての占い師(僧侶タイプ)は、魔法使いが作ったリピーターを対応するわけだから、そもそも占いとはこういうものというイメージができていて、悪いイメージのない状態で来るお客様だから鑑定がしやすいと感じるかもしれませんが、僧侶タイプがリピーターを作るのは、未来ではなく、相手の心を感じ取らないとダメなので、そこは魔法使いタイプとは異なる点です。僧侶タイプに心の調整に来るお客様は、来るたびに心の状態が異なるので、それをきちんと察知して、その心の状態に合う進め方や伝え方をしていかないとダメだということです。

 

冒頭に

”未来を当てる占い師がリピーターを作る。”

と書いたことが僧侶タイプには当てはまらないじゃんとなりますが、冒頭のそれは新規ユーザーに対してで、僧侶タイプは既存ユーザーのリピート向きという話です。

 

先日挙げたこちらの表

これ見るとわかることとして、マリーシェル以外の店では、自分本位の占い師しかほぼおらず、占い師本人のリピートはあっても、店のリピーターとなるユーザーが少ないんだと感じますね。自分とお客様という関係以外に、店とお客様、仲間の占い師とお客様と接点が増えれば、それだけクチコミはいるチャンスが増えるわけですから、上記の他店のような状況にはならないからです。

 

ここからの話は、一般的な占い師にはまったく通じないものかもしれませんが。

「自分のお客様は~」という占い師は、基本自分本位の占い師でこれが一般的なんですけども、「うちの店のお客様は~」という発想をする占い師の方が結果的に数字持ってるんです。

 

なぜかといえば、1日8時間の稼働といて、占い師がさばける上限が決まります。鑑定時間にもよりますが、6人~10人くらい。リピーターが増え、クチコミや紹介客が入ると、確実に鑑定を受けられない人が出てくるんです。けれども、魔法使いと僧侶みたいな区分けができていると、お客様の中の調整しにくるタイプをそれができる僧侶タイプに回すことによって、新規の紹介客用に枠を開けることができるんです。安心して任せられる環境、任せられるクオリティを持つ占い師がいる前提で、この運営が成り立つわけで、スキルにばらつきがありすぎるとこれは成り立ちません。

 

「自分のお客様は~」このタイプは天井が決まっており、伸びしろがまずないと考えていいでしょう。

 

マリーシェルでは、初回自分で受けたお客様が次回以降で別の占い師に入る数字をカウントしていて、ブリッジ力として一つの指標にしています。自分のリピートではなくても、店のリピートになるわけで、そこ評価すべきじゃないかというところから、データを追っていったら先ほどの考えにいたったのですが、このブリッジ力(戻り率)ではスカイ・ベリーがダントツです。これは対面鑑定だけでなく、チャット占いでも、抜けた数字を出しています。

 

野球でいえば、先発・中継ぎ・抑えの連携ができているような仕組みですね。

ハコモノや組織で展開する以上は、こうした仕組みが個々に生まれ、そこに新たな価値や魅力がうまれたりするものですが、占い関連ではプラットフォームと呼ばれる自分勝手な人々の点を集めた集合体で、点と点のつながりがないので、なんのプラス効果もそこには働かない。

 

たとえるなら、運命の輪と観覧車の違いのようなもの。

 

マリーシェルに来れば、良い方向に向かう運命の輪の流れに乗るようなもの。でも他は観覧車のように同じ地点に戻ったり、中には扉を閉められて、料金何倍も取られるみたいなところもある。

 

ひどい例えに思われるかもしれないけども、この表はそうしたことがはっきり出ています。

 

先日挙げたこのコメント比較でもそう言える。

 

こういうの見ると、やっぱりスキルの見える化が大事で、プロと遊びの区分けをつけるべきだし、そこを同列に扱う占い比較サイトってほんと害悪だよなと思ってしまう。

 

鑑定のことを書くつもりが、なんだかまたズレてしまった。

まあ、冒頭でそれ書いたからこのままでいいやと思います。

 

後半だけ見ると、かなりディスってるように感じますけども、問題点を指摘してるだけのつもりです。

それと前半部分の補足を入れると、占い師がなんでも自分で対応できると思うのは、明らかな間違いです。

実際にそう思い込んでいる占い師がそうでないことを突き付けられ、ショックを受け、占いをやめる姿を幾度か見てきましたからね。

 

本記事内で、占い師を魔法使いに例えましたが、あくまで例えであって、魔法が使えるわけではない。まれにこの業界では、魔術云々という人もいますが、じゃあ目の前で何か目で見える結果出してよと言っても、何もできないわけで、そういうのはエンタメとしてみればいいと思ってます。占い枠からは外した方が本来はいいとも思うけども…。

 

私は、夢を形にするきっかけに占いが使えればいいなと思ってます。

国内初となるチャット占いアプリを企画した際も、これは成功すると踏んで進めましたし、駅ビルで店をやりたい、それを実現させるためには中央線沿線でまず店を出せというまるっとさんの占いアドバイスが夢をつかむきっかけになりました。もう結婚して約20年になりますが、この業界では離婚しない占い師はかなりレアキャラです。

マリーシェルでは、自分たちがやってきたこと、やれることをお客様に提供している。これが基本であり、やれる幅を日々広げられるように、みんなが努力しています。夢を形にするキッカケと書きましたが、だからこそ現実路線で抽象的なアドバイスではダメだと占い師には伝えます。

 

駅ビル出店に関しても、「このままいけば店出せる可能性ありますよ」ではダメだんですよ。

そもそも出店審査で最も厳しいとされる場所で、それが通るワケがない。

じゃあ、その可能性があるというのは、何でいえるんだってことになるわけです。

その答えが、”中央線沿線で店を出す”の実績作りであって、これが野田線とかでは、出店担当者の目には触れないから、可能性が流れることになるんです。

なぜ”中央線ってわかるんだ?”それがマリーシェルのTOPの占い師と他店の占い師との違い。

何でもかんでもすべて詳細にわかるというものではなく、おそらくその人に必要な情報の精度で、中央線のどこ?ってのは自分で探すことになるんですが、それはちゃんと考えれば判断付くんですよ。中央線が必要な情報で、吉祥寺は与えるべきではない情報なんだろうと考えてますが。

ただ判断できるレベルまで鑑定で伝えるものをもってこなくてはいけないのに、そうではなく「このままいけば店出せる可能性ありますよ」では確実に逃すことになるんですよ。

 

また、スカイ・ベリーは、相性診断ではかなり正確にその後を観ることができます。

こういうことがこの時期にあるとダメになる。相性のいい悪いだけでなく、原因を分析します。だから、その場ではまさか・・・でも、その後それが起こった時に訪れることになる。

スカイ・ベリー自身、東洋系の占いで観ると、離婚星という強力な星を持っていて、持っているけども占い業界のあるあるに流されず、約20年結婚生活を続けていっています。これはその星の働きの消し方を知っているからで、それが正確な鑑定につながっています。自分にリスクがあって、それを防ぐ方法も知っているのに、そのリスクが出てしまうってのは、ダメだと思う。占い業界では、教える側の人に不適格者がたくさんいて、彼らの知識は知恵は役に立たないと思っている。すべてがそうだとはいわないが、80%以上が役に立たない占いを教えるのだと思う。

 

マリーシェルでは、各占い師に検証の必要性を伝えることがあります。

自分が学んだ師がちゃんとした占い師でない場合には、間違ったものがそのまま広がってしまうから、結果が異なるような占術は使うなという基準を設けています。

六星占術が出たのが昭和後期ですが、この占い自体が真理占星学というものを名を変えて出したもので、TVを中心としたメディアが作り上げた虚像占い師の最高傑作のようなもの。占い業界の重鎮は、みなそれがパクリだと知っているのに、もう協会なども機能していないから、それが是正されることなく現在まできています。

だから、近年出ている占い本は、その中身がまともじゃないものが往々にして含まれており、それをもとに学ぶ占い師は、当たらない占い師になってしまうのは仕方のない部分があるんです。学び方を知る人は、ちゃんといろんな情報と照らし合わせたり、実際の鑑定で間違いに気づき修正していけるけども、そうした人はホントにごくわずか。

こうしたことを知っているから、検証は必要だよと伝え、複数の占術を使う人には答えが一致しない限りは、新しい占術は使わない方がよい、それはプロの仕事ではないと説くんです。

 

占い仲良し同好会を求めるなら、マリーシェルとはたぶん合わないでしょうが、その仲良し同好会では本来プロとはいえるものではないですし、先々それを実感する場面を迎えることになりますよ。

文章だけ見ると、結構厳しく書いてしまいましたが、マリーシェル占い館では課題は指摘しても、あれこれ指示はほとんどしません。みんな大人だから自分で考えるべきだし、わからないときに聞けばいいと思うので。

最近は、算命学を長年やってる人が、私のところに質問をしに来ることがここ数か月で複数回あったけども、私は真理占星学という算命学の派生であって、そのものではないこと自体を伝えたうえで、どの占いの知識もそうだけど、実際にどうなのかの検証のもと考えないと現実に即したものではないし、間違ったものをそのまま伝えるのはよくないと毎回伝えます。