インボイス制度の開始前後では、占い師の副業バレのちえぶくろ記事が何件か出てるのを見かけました。

制度開始から、波風なし。

これで大丈夫?と思っている方、相手の立場に立って考えてみましょう。

 

インボイス制度で副業バレが起こるか?3つのポイントをまず上げます。

 

1.まず副業バレを調査しているわけではない。

国税は、副業バレ問題などはどうでもいいんですよ。それは会社と個人の問題であって、国税はちゃんと税を納めているかどうかというのが主題。

だから副業いけませんではないんです。

 

2.調査する側は、怪しい数字に注目する。

国税は、どれだけ数字をあげられるかという点。そこが大事であって、小さなとこを狙っても仕方がないんですね。だからある程度の規模を狙う。

たとえば占い事業会社で考えれば、全体で何人の登録があって、インボイスの申告がどれくらいいるかの数字。ここ注目するんじゃないでしょうか。全員登録しているところに調査ってのは無駄打ちです。全体の会社の平均の数字があって、それを基準に極端に下回っているというのは注目されることになるはず。

あとは売り上げとその数のバランスでターゲットを見つけるでしょう。

 

3.国税の人もWEB検索は利用するから、そこで注目する情報には目が行く。

先日、一定規模の企業がインボイス制度に関する占い師への対応のプレスを流しましたね。

これ占い師にとっては、手取りが変わらないと感じてしまうんでしょうけども、国税などの人は逆の見方を必ずするはずです。

常識的に考えれば、この内容のプレスリリースを出すことはないんですよ。上場企業は。

これインボイス登録しなくても、今まで通りに支払いますという話であって、こうせざるを得ないってことは、占い師側に問題があるんじゃないかって見方をする。

もし国税の調査員が、占い系を狙うなら、ここは確実にターゲットにするでしょうね。

 

 

他にもいくつかのポイントがあるかもしれませんがね。

で、実際に影響が出るのはいつか?それは次の申告後になるんだと思いますよ。

5月くらいから次第に。徐々に副業バレ問題が出てくるんじゃないかと。

つまり、インボイス登録時というより、そのあとの納税後のタイミングに、結果的に遅れてインボイスによる影響が時差式にやってくる感じですね。

 

そして、この問題に関しては、占い師側がきちんと対処しないといけない問題で、残念なことにIT企業参加の占いサービスでは、占い師側にトラブルが発生しようが、自社が巻き込まれない限りはまるで気にも留めません。彼らは基本課金アイテムとしか思っていないので、ダメなものは削除が基本です。替えがいくらでもいる、そう思っているからこそ、あのプレスが出るんですね。なぜならあの程度の内容は、所属占い師に直接流せばいいもの。それをプレスとして流したというのは、占い師集めという目的があるんです。つまり、汚れたモノは捨てて、新しいモノに変えるというシンプルな発想が根源にあります。

いかに自社をきれいに見せるか?という考えもあるでしょうね。

 

うちはすべてありのまま。こうしていきたいって考えはあるけども、そこにたどり着いていない状況なら、変に取り繕っても面倒だから、どう思われても構わんという考え。わかる人にだけ届けばいいし、占いが主軸な会社だからこそ、占いには一切手を抜かずにやるし、一緒に進める占い師に少しでもいい環境を提供し、もっと素敵な自分になってもらいたいというのが根本です。

 

インボイス対応に関しても、昨年どこも口にしてないときから通知し、確認を取ってきているし、わからないことをなんでも相談してもらって対応してきました。

 

インボイスで不満や不正がもしある人は、この制度を作った人を選挙で落とすしかないですね。

国民が声を上げることができる、誰でも公平な機会はそこしかないんだから。