弊社マリーシェルや私の考え方をここしばらく書いていなかったので、ひさびさに今回は書こうと思います。

 

会社を作った当初より掲げている、いつでもだれでも安心で安全な占いを利用できる環境を構築するという骨子は、弊社の行動を追えばわかるとおり、ずっとやり続けていることで、まだそれができているとは感じません。

 

環境としたのは、うちの会社だけということではなく、世の中全体を指しています。

これがあるから不正への批判の声を挙げており、ステマ占い比較サイトなどの問題にも直接行動を取っていますし、少し前には訴訟で迷惑料的なものを支払わせました。不正行為を行うエキサイト社に対し行動を起こしたのも、このためです。会社の規模如何ではなく、ダメなモノはダメ。これからもハッキリとそれを示していきます。

 

私としては、ユーザーに対する場の整備だけでなく、占い師に対してもきちんと仕事に対する成果が得られる環境を整備していきたいという考えがあります。この点の進捗はかなり遅れを取っていて、業界全体という環境で考えるとどうしてもいろんな弊害があり、一筋縄ではいかないところがあります。

 

マリーシェルに集まる占い師は、占いが好きだし、好きなことを仕事にして楽しく生きていきたいという考えの方が多いし、店にいる占い師を見ても、空いている時間に呼び込みしながら、ノートを見直したり、これまでの鑑定結果の研究をしている姿を見かけます。こうした仲間が楽しいと思える環境を整備し、みんなが実力を発揮できる機会をもっと作っていきたいと思っています。駅ビル出店は、自殺防止に占いを役立て、いじめで悩む人や自殺を考える人をみんなの力で減らしていきたいという目的もあり、そうした活動を今後も継続できるように、みんながきちんと稼げる環境を作っていくのが目標です。

 

ただし、占い業界の現状は、それを進めていくにはなかなか困難な環境です。

ずっと言い続けているように、占いの場だけがどんどん作られて、審査なしに誰でも占い師という状況では、ほとんど素人同然の占い師がその場の多くを占め、そこで占いを利用するユーザーにとっては、何の価値もないと感じる占いが提供され、それに見合う対価の支払いの結果、1000円もいかない低単価占いの土壌が生まれ、どこでもそうしたようになることで全体に負の影響が出ます。これは電話占いなどなら単価が高くなると思われがちですが、徐々に浸食するので、客単価減少は必ず起きます。

 

対面の占い店をやってる店舗では、私が言ってることを理解する人が結構いると思いますが、ユーザーは20分3000円の占いでも、高いというイメージを持ってる方がいて、「3000円か~」と言って引き気味になるユーザーが結構増えています。

これはユーザーの占いの相場観が年々減少している証であり、かつては3000円でも安いという印象が、今では高いに切り替わっている。つまりは、3000円もしない占いサービスの利用が、一般化されていることが分かります。

 

今年は、ザッパラス社も社長が辞めました。コロナでWEB系は影響が軽微にも関わらず、WEB系のここも影響を受けているということの現れであり、規模の大小関わらず、負の影響がどうにもこうにもならない状態になってきていることが分かります。

 

昔フリーミアムモデルは、占い業界にとって悪手であるということを記事にしたことがありますが、基本そうしたビジネスモデルを組んで運営する企業は、占い師目線の発想は皆無です。なぜなら彼らは占いというものを理解しないまま参入するIT企業であり、占い師でありながらもサービスを構築する企業は、業界を見ても弊社くらいで非常に少ないでしょう。

そうした弊社がこれはヤバいという感覚をいち早く持って、対策を打つべきだという思いで結構厳しめの記事を書いてきましたが、カオスな世界の進行を止めることができずに現在に至ります。

 

今後、どういう環境が生まれるかというと、今もすでにそうした状況が見えていて

言葉悪いですが、"1%の成功者と99%のゴミ"という環境が出来上がってしまいます。

そして、それがしばらく続くことになると思います。

 

私は対面もオンラインもいずれもやりますが、客単価が3000円以下になるということはほぼありませんし、占い師の面談で実際に占い師のスキルを見ていく中で、占い師のスキルレベルの低下をヒシヒシと感じた結果、これはダメだろと思い出た言葉がゴミです。

 

インボイス制度で一部の企業は、登録なしでも今までどおり税金分の支払いを行うって会社がありますが、これはそもそも支払いが5000円とか低額であり、会社側の被害が少ないからやれることで、つまり占い師にやさしい会社ということではなく、以下のような損得の結果であり、そもそもサービスがうまくいっておらずという証ともいえるのです。

 

区分けをする人員・時間(コスト)>インボイスによる税負担

 

こうしたカオスな世界では、不正や犯罪が確実に起こります。

 

不正や犯罪はダメなモノと、子どもでも分かることです。けれども、不正をする企業やサービスの中にいる占い師は、それが日常なので、不正を不正と思えない、捉えることができません。自分自身がやってるわけでない、だから関係ないと傍観者の立場を取るのですが、世間の目で見ればそんな風には映りません。ビッグモーターの件と一緒。スタッフは指示で除草剤を蒔き、それ自体が悪いことと認識していない。でも、ダメなことをやったのはそのスタッフであり、会社の責任はもちろんのこと、本人にまったく問題がないなんてことはないんです。むしろビッグモーターの件より悪く映るはず。ビッグモーターは、雇用関係がある会社と社員という関係ですが、占い師と会社はそうした形態ではないためです。

 

占いが好きで占いを仕事にしたいと誇りをもってやってる人はごくわずかであり、占い師自身が埃(ほこり)になっている。

これじゃダメだと思うんです。

 

先日も埃(ほこり)の後始末をしたので、そのことを書くと。

一度、1年前くらいに私が鑑定したお客様が、私が伝えた懸念事項そのままの事が出て、非常に悩み、住まいの近くで占いに行ったそうです。アキバ近辺ではないため、仕事帰りとなると、来るのが難しい。そこで会社帰りに算命学などの東洋系の占いをやってる店を発見し、そこで鑑定してもらったそうです。

 

そこで結婚を観てもらったら、この時期に星が回るからという年を提示されたようです。

別件で昨日来られ、その流れで結婚も鑑定しましたが、その提示された年に結婚というのはまずありえない。ありえないというか、そこはダメな時期だったのです。

 

なぜ?うまくいかない破綻するような年をその占い師が提示したのか?

ぱっと見て分かったのが、結婚星といえるのがその年に回っているから、それだけでここが結婚の時期という回答をしており、これ占い本をかじって始めた占い師だなと感じました。

 

破綻する時期を提示し、幸せな結婚生活とは真逆な方向に向けてしまうってのはあり得ないと思いました。

 

こうしたマヌケな占い師はホント多いです。

 

1~100までのことを知って、ようやくプロと言えるとすると、1~10までのことしか学ばない状態でプロとして動いてしまう。これが占いの世界の現状で、10が自分のすべてである人と、100まである人では対応できるモノの幅が違うんですよ。

10までなのに、自分ができた気でいて、弟子を取る。

これでは弟子はどんなに頑張っても、その場にいる限り、10が限界であるということ。

 

先のマヌケな占い師はまさにこの10の人であり、そこで結婚のことを見ても、正しい結果を知ることはできないし、流れを変えるための対策を打つことはできません。

 

 

かなりキツイことを書いてますが、少しでも今いる99%の間違った世界から抜け出せる人が出てくればと思って書いています。

 

外から見れば、占い業界のイメージはその99%が作っているものであるし、また成功者1%といっても、その中で真っ当な方向でその地位を確立しているのはごくわずかであり、その1%の中にも不正や犯罪でそこに入る人々がいます。ちゃんとした人を増やさないと、イメージそのものを変えられないし、そして占い師として生計を立てていくことが難しい。

 

私は99%の占い師の生活云々は偽善者ではないからどうでもいいとハッキリいいます。

けれども、イメージ自体は変えたい。同じ穴のムジナのように思われたくないし、私だけでなく会社やスタッフ、所属の占い師もそんな見方をされたくないと考えているためです。

 

前の記事で挙げたこの表。

チェーン系の店が中心ですけども、数字みただけで、まるで別のサービスを展開しているような結果がでています。

上野エリアでの結果がこれで、こうなっちゃうと、うちだけが異色であり、範囲拡げるとその中で埋もれてしまい、やっぱり世の中の占いのイメージは、うち以外の店で形成されるってのをつくづく感じます。

 

この数字の中身を見ていけばわかりますが、特定のひとりに頼っていては、数字が上がることはありません。これは前の吉祥寺店でも検証しており、TOP占い師はリピーター中心になるため、新規ユーザーが受けられないことから、新規クチコミが入りにくい状況になります。だから、直近期の上昇は他の占い師の頑張りや成果です。

 

もうひとつ言えるのは、このエリア以外でもいえることですが、占いを学びたい人が場所を探す際に、正解がひとつであとは全部はずれという状態であるということ。

 

クチコミには、感想とオススメの2種がある。

感想は割と書いてくれやすいけども、オススメはお客様の満足度が高まらないとなかなか挙がらない。3年も店を運営していると、初期に店に来たお客様の結果が出てくる。うちの店でいえば、仕事の相談で最初入ったお客様が、恋愛・結婚の相談になり、子どもを出産で顔をだしてくれたり、学生で進路に迷っていた人が、就職報告しに来てくれたり。これまでの成果がクッキリと出てくる。クチコミにはなかなか数が増えなくても、知り合いを5人も6人も連れてきてくれる人も出てくるし、それもちゃんと問題を解決する占いをした結果だ。

 

今年の運勢はこうとか、あなたの持ってる才能はこうだとかも、一般的には占いというのかもしれない。

でも、それってマリーシェルが提供する占いとはまるで別物。

 

雑誌に書かれる占いのようにフワッとした感じのものでは、問題解決とか、選択や判断のきっかけにはならず、そうした占いを提供しているから、雑誌でいいやとなる。

99%の占い師は、そうしたフワッとしたものが占いだと信じている人も多いだろうし、うちとその他の違いもわからないのだろう。

 

でも、お客様の立場で考えれば、きっと気づくはず。

フワッとした雑誌で読めばいい内容の占いにお金を落とすはずがないことを。

 

でも、99%の中にいると、周囲がみんな同じ状況だから、どうすればそこから抜け出せるかわからない。

だから、SNSの投資で300万円稼げるみたいな釣り広告と一緒の"3か月で占い師になれる"とか"パワーアップ講座"みたいなものに引っかかる人も多い。

 

前々から、目で見える実績が大切だと説いているけども、こうしたデータの比較すれば、どこがいいのか明らかだし。


 

他の店舗のデータとの相対評価の例では、

以下のようにキーワードなどのトレンドを以下のように見る、データに違和感がないかをチェックすれば、おかしなところは除外できる。

また、相対比較でデータの違和感があるところは細かくチェックすれば、以下のような不正データもすぐに発見できる。

 

こうしたようにオープンデータだけでも、良し悪しがだいぶクリアになる。

 

また、占い店には、テナント、サロン、ブースなどがあるが、マリーシェルのようなテナントと隙間スペースのようなブース展開の店ではやはり格差がある。また、商業施設内では、テナント契約と催事契約(短期で更新して続けるパターン)があり、信用面の有り無しで出店できるかどうかが決まる。

 

東京都内では、JR系のアトレは出店審査が最も厳しい。もともとJR(旧国鉄)ということもあって、お堅い面があるということもあるし、なにぶん駅なので、ここでトラブルがあると影響範囲が広いからという側面があるのかもしれない。

デベロッパーの話では、最難関とのことで、そもそも占いでは売上的に厳しく成立しないだろうとのこと、でもうちはそれを成功させた。

駅ビルでテナント展開し、秋葉原駅の側面にロゴが掲載されているが、こうした占いの店舗が東京でどこか他にあるかといえばない。

 

こうしたテナントとサロンでは、第三者の審査が入っているテナントの方が、当然安心感が高い。

 

目で見える実績とは、こうした部分で違いがわかるもので、数字はごまかせても、上記のような店自体はごまかしがきかない。だから、そこで判断した方が正しい状況が分かると思っている。

 

この店のあるアキバは、占いとの親和性があるように思われるが、相性はさほどいいわけではない。占い目的で来るわけではないし、オフィスがテレワークに切り替わり、住宅地ではないというのも要因だ。でも、駅で見ると30万人の利用者がおり、駅ビルには1日で多い時で3万人の往来がある。つまり、昔の癒しフェア並みの人が集まっている。

 

コロナ禍が明け、占いイベントを実施しようと計画中であるが、コロナ禍でもひとり平均15人くらい鑑定していたので、今回は相当伸びるだろうと思う。占い系イベントは弊社しか利用できないので、アキバ近隣でやるとすれば、UDXが一番近いけども、そこはやはり駅ではないから弱い。感覚では、アトレの30分の1以下の集客。

 

前もっての計画を出しておけば、マリーシェル占い館の占い師以外もヘルプ登録で利用することができるので、今回希望者がいれば、参加できる形態で占いイベントを実施しようと考えている。

 

占いイベントを通して、普段触れることのない1%のTOPクラスの占い師の鑑定を近くで見ることができ、きっと気づきを得られると思う。占い師のスキルアップでは、こうしたイベントで何人も鑑定をする中で、占いの進め方をいろいろ変えてみて、調整していく中で自分の型を作っていくことに役立つ。これまでも客単価を伸ばすための訓練の機会として利用し、着実に成果を出している。

 

癒しフェアとの違いとしては、ガチな占いユーザーじゃない、普通の人が利用する点。ここが鑑定スキルアップには大事で、占いユーザーを相手してしまうと、占い師側に肯定的な対応になるので、何も学べない。

たとえば、専門用語を並べて、占いユーザーは普通の反応でも、一般はポカンになる。このポカンがないと、これじゃ伝わらないんだという点に気づかない。また、鑑定の最後に、ラッキーカラーは赤とかいっても、それ一般には何も刺さらないし、延長やリピートする要因にはならないってことが分かるはず。

延長が取れない、リピーターが取れない人は、こうした場でポンポンとそうした状況が生まれる占い師を見ることで、何が足りないのか、自分で気づけるはずだ。

 

 

開催日は、現在調整中ですが12月上旬から中旬です。クリスマス1週間前は別催事があるので、そこだけはあり得ません。

1月上旬も例年通り展開予定ですが、そちらは弊社占い師のみの予定です。

いつもどおりの時間で展開の場合は、12時くらい~20時。屋内なので、雨などの問題はありません。

細かな条件は決めていませんので、希望者に直接お伝えします。

 

都内で一日ただ座っているだけの占い師にとっては、破格の魅力的なイベントになるはず。

都内以外の方、地方の方も参加可能です。ホテルメッツが駅沿いにあるので、起床後、5分で現地到着できます。

日程は複数日設ける予定で最大7日間。15万人~21万人にリーチできる計算です。

 

ご希望の方は、メッセージからご連絡ください。

参加条件:占い師

除外条件:霊視や霊感はNG。

上限人数:28

特別枠:Uranowで占い師登録がある方は、優先枠で参加可能です。