マリーシェルでは、数年前から占い比較サイトなどのステマ問題の取り組みを行っており、不正や虚偽情報の掲載サイトへの弊社転載禁止画像の削除依頼を行ってきた。

 

ステマ規制前は、こうした問題の関係省庁に相談をしても、なかなか相手にされることなく、直接相手(不正企業)と対峙することになった。関係省庁は、実際に国民に被害が発生し、それが一定規模に膨らまない限りは、本腰を入れた対策はしないし、国民の不利益があるにもかかわらず、サービス利用時の被害と弊社が被る被害とは別物なので、なかなかこの件での対策を進めるのが難しかった。

 

消費者庁に一定の数の問題報告があがると、過去にもあったように仕組みはわからないが、弁護士会からヒアリング依頼が入ることがある。占い関連の協会や目ぼしいところに業界の話のヒアリングに入るようだ。まず業界の仕組みを理解するところから調査を始めるようだけども、協会ではなかなか占い関連サービスの仕組みを把握している人物がおらず、調査が進まないことが多いようだ。

 

今回のステマ規制で、弊社に業界の内情のヒアリングがあれば、全部ありのままにすべて伝えて、不正団体の排除につなげられるようにしていこうと思う。裁判所のデータベースで調査すれば、弊社が過去に問題企業を訴えたケースが見つかるはずで、関連省庁にも相談を入れているので、ちゃんと調査を図ろうとすればうちに相談が入る可能性は高いだろう。

 

そこで効果を発揮するのが、現在2022~23年度版で取りまとめている占い業界データベース。

占い業界の店舗およびそこに紐づく占い師情報のデータベースで、うちだけしか所持していない出自などのクローズドデータや売上予測値の他、さまざまな占い師情報を網羅している。抽出方法次第では、不正の疑いを検知するなどのリスクマネジメントにも使える。

 

このデータが生まれたきかっけは、TVなどのメディアが得体の知れない者を著名占い師だと売り出し、そこが問題を起こして、そのたびに占い業界に悪影響が出ていることがずっと繰り返し起きている状況を少しでも変えていきたいと思ったからだ。溝口氏の魔女の履歴書(講談社)や人間の器(ジョイスワイ)などでも分かるとおり、反社と関わりがガチガチにある人を、占い自体はパクりなのに著名占い師として世に出してしまったり、TV制作会社の代表がインチキだということを口にしているのに、スピ系の人を売り出してしまうといったことが続いていて、そうした者が問題を起こすたびに占いに対する世の中の見方が悪くなる。

 

占いが好きでちゃんとした占いをやっていこうと思っている人々には、ほんと迷惑な話でありつつも、占い業界に関わる以上は、こうした問題を改善できないことには責任も感じていた。弊社マリーシェルが、ステマ系の比較サイト運営会社と戦うのは、こうした責任を感じるからで自分たちのできる範囲から変えていくべきだと思うからでもある。

 

昭和の時代から活動する協会に関わり、占い業界の歴史の変遷を知るものとして、情報をまとめていくなかで、一部の人間しか知らない各企業や店舗の出自なども弊社では把握し、それをまとめている。複数企業のサービスに関わり、店舗運営を行うに至るにつれ、新たに得た情報をデータベースとしてまとめた結果、それがリスクマネジメントの関連では役立つことに気づいた。占い店舗とそれに紐づく占い師のデータベースでは、不正や問題を可視化できる。それをもとに、メディアやリサーチ会社や広告代理店、番組制作会社では、リスクマネジメントの観点で活かせるだろう。特にメディアなどでは、間違った情報を流布することにつながり、二次被害的なものを生み出すことがあるのだから。

 

クローズドデータに、オープンデータを掛け合わせると見えるものがある。

誰でも閲覧できるオープンデータ、googleクチコミデータを例に挙げると・・・。

弊社店舗がある秋葉原近隣でソートをかけ、そのデータの一部を抜き出すと、興味深いことがわかる。


マリーシェル占い館では、手書きのメッセージプレートを用意していて、そこにコメントを書くからgoogle口コミは当初あまり書き込みがなかったが、手書きのプレートはバインダーいっぱいまで増えてしまったので、新人占い師のみに変更し、他の占い師には案内しないように伝えた結果、google口コミに書かれるようになった。

 

 

google口コミでは、弊社は強制していないので、鑑定後店を出た後に書かれる方が多く、複数回リピートしてから書く人もいれば、これまでの経過を書いてくれる人もいるので、なかなか見直すと面白い。

 

リピーターが増えると、クチコミに挙がるようになる。

また手書きコメントはいっぱいもらう占い師でも、占い師名が覚えにくいものでは、そこに名が挙がらなかったりする。

googleクチコミの書き込みは、だいたいよくて1%くらいの頻度なので、月に2,3件くらいずつ増えたりする。

google口コミを1年単位で割ってみて比較すると、以下のようになる。

 

 

このデータで何がわかるのかといえば、店の現況を把握することができる。

google口コミは、同じ人がコメントすると新しいものが表示されるため、過去の投稿が消える。

つまりは数字が減る。ということは、一定数のお客様が毎年来ていると、同数利用でも直近が多くなりがちで、過去が減りやすい。

 

弊社の場合は、コロナ禍でもリピーターに支えられ、数字は年を重ねるごとに上がり、イベントを今年はあまりやっていないのに売上数字は伸びている。クチコミにも複数回利用したユーザーの書き込みが見られたり、過去の投稿が新たな投稿で書き換わった形跡もみられる。

 

コロナ禍で、近隣他店ではお客様ゼロが常態化しているところも増えたという話を聞いたが、口コミを見るとそれが如実に出ていることもわかる。

 

ただし、これ数字を追うだけでなく、コメント自体を見ないと正しい姿はわからない。なぜならコロナ禍で客を失っていたからクレームが入っていなかっただけで、客が入るようになってクレームだけが伸びたという店舗もあるからだ。

 

また、これを眺めると、コロナ真っ只中で100件近いクチコミがあったのに、そこから一気に下降しているケースもあり、明らかな広告もしくは強制書き込みであるように映るものがある。

(※こちらの画像は、別エリアのクチコミでユーザーから強制クチコミについて書かれているもの。)

 

本来、このクチコミは鑑定の良し悪しがはっきりとわかるもので、店の経営者側にとっては、占い師のスキルの判断材料であったり、店自体の改善に使えるものだ。

 

でも、そうした活用をするのはごくわずかで、上記を見ればわかるとおりで、このエリアでは弊社しかない。

占い師の教育や育成に重点を置く店であれば、マリーシェルと同じような運用をするだろう。

教育や育成がまともにできないのに、占い講座をやってるところもよくみかける。でも、そこではまともな占い師を育成するのは難しいだろう。

 

経営者(オーナー)が口コミ評価を基にどう店の改善を行うか?

前提として、毎回鑑定時に強制的に口コミを書かせるのは意味がない。占い師を前にして書くわけだから、☆5を付けるし、妥当なコメントしか書かない。

 

これではどこに課題があるかはわからない。

 

改善事項は、クレームという形でそこに残る。

画像を載せると差しさわりがあるから控えるが、クチコミに特定占い師のクレームが散見するところも見られる。

 

コメントの一部には嫌がらせもあるだろうが、他のレビューを何度も書いている人とか、文章の書き方の癖などで、明らかに複数の人間が投稿しており、嫌がらではこれはないということも明確にわかったりする。

 

こうしたクレームがあったのなら、本来は運営が問題のある占い師の改善を本来はすべきである。

 

運営側が内容を把握しているにも関わらず、その対策を一切行わないのはダメだ。

 

クレームというのは、どんな企業にも起こる。

それをどう改善していくかが、その企業の価値を高めることにつながると私は考えている。

 

クレームをもとに改善すべきというのは、チャット占いでも昔から私は言っていた。

評価の低いコメントを削除できないか?ということを言う占い師は多いが、それを消すのはお客様に運営側がきちんと向き合っていないことになるから、明らかな嫌がらせ以外は基本やるべきではない。

 

大御所だろうが、20年以上のキャリアがあろうが、鑑定に問題がある占い師にはそれを改善させるべきだというのが私の考えで、指摘して腹を立て辞める人も時にはいるが、店での水準を満たしていないのだから、それは仕方のないことだ。

 

 

さきほど少し触れたこちらの表データ。

 

2年前に100件近い口コミが入っているのに、今年、去年は数件。

ここはまだ良心的な店というか、コロナでお客様が来ないから、販促をかけたという仕方ない一面もある。

 

こう思えてしまうのは、もっとひどいところが実際にはあるからで、別地域を調べてみるといい。

 

占い店舗の中には、口コミを買っているところもあるし、毎回強制で書かせているところもある。

強制の事実をすでに140件以上の投稿を行うローカルユーザーがクチコミに書いてしまい、それが明るみになっているものもあった。知りたい人は池袋あたりを見ると出てくる。

 

強制で書かせるというのは、良いことなのかそうでないのかの判断は他の人に任せるとして、

強制でこの件数ということは、年間270人程度しかこない店ということになると思う。

 

この数字、ちゃんとお客様が定着している店なら1か月で達成できる数字。

1年は365日あるわけで、年間270人しかこなかったら、よくて1日1人の計算だ。

もちろん0も95日ある。3か月も0があるということになる。

 

占い師が20人なら、単純に割ると1人年間13人。月に1人しかお客様は来ないことになる。

 

たとえば月に20日出演していても、1人しかこないなら、残り19日は誰も鑑定せずにただそこにいるだけ。

 

その1人のお客様が100万円を払ってくれるなら、月100万円の売上になるけども、3000円なら

月売上3000円。

 

これってもうビジネス的ではなく、占い屋さんごっこだ。

 

何だかこの記事を書きながら、その店の当事者ではないけども、同じ占い業界にいる者としてむなしい気持ちになる。

 

コメントに話を戻すと。

 

もちろん全占い師が一律同じ水準になるなんてことはないし、鑑定に失敗して悪いコメントを書かれることもあるだろう。

でも、それって全部自分の責任だし、自分の実力不足が問題なのだから、大事なことは同じような失敗をしないように、どう改善していくかを考えることだと思う。占い師自身では難しいなら、運営がサポートするのはそこだろう。

 

本来、運営側は、各占い師のスキルを把握しておくことで、そのスキルで対処できるものと対処できないものの振り分けができ、問題の発生リスクを抑えることができる。

 

店舗なら、スキルの高い占い師の姿をまじかにみることで、徐々に各占い師のスキルを高めることにもつながってくるものだ。

 

マリーシェルの場合、私も占いをやるから、時には占い師に直接アドバイスするケースもあれば、自分で気づくのを待つケースもある。"変える"ってのは難しいことで、自分でそれを思わない限りは、周囲がどうこうしたって徒労に終わるケースが多い。だから何が正解かはケースバイケースになるけども、関与する時と見守る時を使い分けて、変化を待つ。

 

月1占い師の状況を変えるには?

月に1人しかお客を受けられない状況では、誰も幸せではない。占い師はもちろん、運営もそうだが、一番はお客様を不幸にしている可能性がある。でも、その中にいる占い師は、みんな同レベルなのだから、おかしいことに気づけないし、実際にその場では何も学ぶべきものはないだろう。

 

"秋葉原 占い"と検索すると、グーグルマップ上表示には、あれだけあった占い店舗情報がマリーシェルと休業店舗の2つの情報しか掲載されなくなってしまった。スポンサーという広告は表示されるのだが・・・。

"秋葉原 占い"で検索した際の比較サイトには、たくさんの占い店舗情報が載るのに、googleではもはやそれらが表示されない。

 

ちゃんとした真っ当な店舗が実力を発揮していくと、こうした状況が生まれる。

月1占い師は、いつまでもそのままいられるわけではなく、秋葉原で起こったようにおそらく店自体が消えることも出てくる。それは真っ当なところが進出するタイミング次第になるのだが・・・。

 

だからこそ、月1占い師の現状を自分の力で変えていく必要がある。(変える方法は後半に記載)

 

休業中の店との口コミ数を比較してみる。

休業中の店舗は、2年前の7から1年前の28に増加なら、勢いがある感じに映るけども、これは見せかけの28だったようだ。

 

データを見ると、すべて強制ではないにせよ、反強制的なものが入った可能性があるように感じた。

なぜなら、ここのクチコミ投稿をみると、ユーザーの口コミ件数1が5つも並んでいて、ここで初めて投稿したことがわかる。それと、口コミの見分け方として、20、30件の口コミが入っていれば、その中ではローカルガイド表示や複数口コミを書いている方が一定数含まれるはずだが、それがない。


また、クチコミのキーワードに"先生"というワードが20%以上並ぶ店は、強制書き込みやクチコミ買いなどをやっている可能性が高い。なぜかというと、その場で書き込みを強いられる際に他の人がどう書いているかを参考にすることで、先生という表現が増えるからだ。

ここのコメントを見ると、みんな似たような投稿になっていることがはっきりとわかる。

 

出だしが”●●に占ってもらった”みたいなのから入っている。

 

お客様の個性は、十人十色で書き方の特徴の違いや物の見方は変わるのだから、同じような書き込みが続くことは本来ない。

現に弊社の口コミでは、"先生"ワードは10%以下になっているし、他店でも何もやっていないところは同じ状況。

 

"先生"という書かれ方は、権威付けや教祖的なイメージがするから私は好きではないし、占い師を先生と呼ぶことはあまりない。

 

以前、先生と呼ばれたい症候群という記事も書いたりしたが・・・。

 

 

先に述べたようにクチコミから改善点に気づき、そこを修正していくということができないので、占い師のスキルが向上することはない。むしろ自分は正しいと間違った思い込みをすることにつながる。

 

こうしたように何気ないデータでも、比較して捉えたり、他のデータと組み合わせることで、店舗の状況、占い師の質、トラブルのリスクなど、いろんなものが見えてくる。

 

そろそろこのカオスな状況を変えたい。

私はずっと昔から言ってるように、先ほど挙げたこのカオスな状況を変えていきたいと考えているし、そもそもこの状態は占い師全体を苦しめることになると思う。

 

そんな苦境はずっと先じゃないかと思っている方がいれば、それは間違いだと思う。以下のような変化が実際に今年起こったように、環境の変化はもう忍び寄っている。

 

今年の占い業界では、ザッパラス社の社長交代のニュースが流れた。

 

ここは数年前から会社の方向性が定まらずにチグハグな経営が目についた。

コンテンツ系からの脱却ができずに出遅れ、YouTube系の占い番組をやろうとして、大失敗。

占いを知らない人たちがその特性を理解することなく進めたので当然の結果なのだが、その後にイベントに乗り出した。

これも結果的にはコケた。ここの人々はよく私の記事や発信をマークしていて、ここがイベント展開をしかけた少し前に、私がずっとイベントからの集客をテーマに記事を書いたり話したりしていたが、まんまと私の記事に釣られたのかもしれない。

 

この企業は、最初の失敗で責任者がひよってしまい、他の真似をしようとしたのが根本的な原因だと分析している。

自分の会社の規模と比較した会社の規模がまるで違うのに、その観点がすっぽり抜け、大きなミスジャッジをしたのだと思う。

 

坂の上の雲でいうなら、ここには秋山兄弟のような人材がいなかった。

自分たちの特性を知り、強みをどう生かすか、逆に弱みをどう克服するか、そうした部分を真剣に考えられる人材がひとりもいなかったといえる。

 

 

表面上はクリーンに見える会社でもこのあり様であり、昔起こったTV関連占い師のトラブル沙汰の時よりも環境が悪いのは確かだ。

 

うちも余力があるわけではないから、なかなか業界をいい方向に変えるキッカケでできることは限られるけれども、それでもやれることをひとつずつやって悪い流れを変えられるようにしていきたいと思う。

 

今のままだと、過去繰り返しあったようにひとつの占いネガティブニュースを機に、占い業界はぜんぶおかしいという見られ方をするだろうし、関係ないのに仕事が飛ぶことになる。ただし繰り返しになるが、同じ占い業界に身を置いているのだから、まったく何も責任がないとは言えないと思う。

 

こうした対策として、弊社が所持する占い店データベースをリスクマネジメント用に編集し、企業向けに出していこうと準備している。メディア、リサーチ会社、広告代理店、番組制作会社くらいしか、用途はないと思うけども、うちにとっては保険になる。

 

今はTVにせよ、雑誌にせよ、占い師の出演枠(媒体)は、それがメディア側にとっての収益源の一部で、広告のように売られている。枠を買って、出演してるのに、なぜか著名占い師だと扱うおかしな状況なんだが・・・。

 

データベースの活用法を、実際に過去にあったケースをもとに紹介する。

女性誌の監修占い師を切り変わる時期に、著名タレントの覚せい剤問題が報道され、その嫁(恋人?)の占い師も一緒に捕まるという問題があった。その逮捕された占い師が、監修者枠で切り替わる占い師で、雑誌の校了日にそれが起こる騒動があった。世の中で知っている人は私を含めてごくわずかだけど、実際にはこうしたことが起こっていた。

 

でも、こうしたケースは、弊社が所有する占いデータベースがあれば未然に防げる。もともとはリサーチ不足が原因。占い店舗データといっても、そこにいる占い師のデータもセットになっており、真っ当な店を抽出して、そこから評価順で占い師を選べば、本来はこうしたハズレを引くことはない。

 

出演(監修)を枠として販売しちゃっているんだから、素行調査できにくい状況があるけども、そこで問題起こせば媒体と出向企業だけの影響ならまだしも、過去の例でいうと占い業界全体がそうだとみられ、規制が入ったり、占い系の番組や本が一気になくなるなどが起こる。つまり、関係のない真っ当な占い会社にも影響する。

 

だけども、占い業界ではリスクマネジメントとして利用できる占い店舗のデータベースが実際にはあって、不正やリスクのある企業の洗い出しができるのに、その問題を起こした企業はやってなかったと明確に打ち出せば、そういうものがあるのにリサーチしなかった媒体側と管理しない企業の責任であり、占い業界全体への波及を食い止められる可能性がある。あくまで可能性レベルだけども。

 

弊社は昔の記事にもたまにその存在を示していたとおり、占い師のブラックリストも作っていた。もともとは応募者リストの不正検知に使うなどをしていた。占い師の店舗間流動が結構あり、不正店舗で働いていた占い師が他の店舗に移った場合、そこも不正に染まるケースがあるため、関係先を紐づけておくと、リスクを追えることができたりする。

 

また、その占い師データに店舗データを組み合わせることで、調査対象地域の占い店舗の売上予測データを出せたりもする。なぜそれで売上予測が出るのか、疑問を感じるかもしれないけれども、占い師データの一部では客単価データがある。これはその占い師のスキルを現すものであり、人員と出演頻度が分かれば、売上予測が立つ。実際に弊社店舗の近隣エリアで展開するいくつかの店の生データ(売上)と比較してみたが、ほぼ近い数字がでていることから、弊社はこれを使用している。

 

客単価は、料金体系が店ごとに変わるため、そこに左右されるため、補正をかけて利用すると、まあまま妥当な数字が出る。

あくまで月の売上予測だから数万円の誤差ならそれで良しであり、まあ数千円違いまで正確に導けるかというとそれは無理なんだが、そうした使い方では利用しないのだから問題ない。

 

ちなみにこの占い師データに関しては、首都圏占い師スキルランキング的なものも実際にはできてしまう。

弊社が自社の売上データだけでなく、他店データを知ることができるためであり、googleクチコミなどのオープンデータと違い、他社にはないデータだ。またWEBアプリサービスからもスキルの判定ができるため、既知の情報と情報を比較することで、不明な情報を割り出すアプリ売上把握のアップアーニーと同じような仕組みで、ランキング順に並ぶ。

 

店の売上が分かると、そこの占い師の客単価を割り出せるが、客単価といっても、1日10人鑑定する占い師と月1人しか鑑定しない占い師とをそのままの客単価で比較することはできないから、あくまで補正した指標を活用し、ランキングを用意している。前者が5000円なら、後者は500円みたいな補正がかかるイメージ。

 

ちなみに今あるTV番組や雑誌などの占い師で、この占い師スキルランキングのTOP5位に入っている者はひとりもいない。

つまりガチな実力者がメディアに出ているわけではないことは確かだ。

 

年始に広告代理店がクライアント案件で占い鑑定イベントを展開する際に、メディア出演実績で知名度があると思われる占い師をイベントに使用し、イベント時にまともな鑑定ができずに体験者からクレームが上がり、クライアント側が怒るということもよくある。

 

こうしたケースも代理店側が、占い師のデータベースをもとにリスクチェックさえしとけば、最初からハズレをひくことはないし、クライアント側も満足するイベントを実施でき、次の仕事につながっていくだろう。

ちなみに電通は、自社で開催するクライアントを集めた賀詞交歓会では、その年にTV出演する占い師を昔から50年近く使わない。ほぼずっと同じ占い師か、その系列のみ。私自身も一緒に行ったことがあるが、出ている占い師は東京開催は真っ当な占い師だった。

 

客単価の補正数値が500円以下となるワンコイン占い師は、首都圏だけでも1000名以上いる。

正確にはえげつない数字になるので、1000名以上としとく。

 

占いが好きで占い師になったのに、その憧れた先にあったのがワンコイン占い師ではがっかりだろう・・・。

今はそんな状況でも、今いる場から抜け出す方法を知れば、3000円、5000円と客単価を上げることは可能だ。

 

でも、その抜け出す方法は、インチキな口コミをやってるような店舗で占いを学ぶということではない。

 

月1占い師やワンコイン占い師を脱却する方法は?

一番うまくい方法としては、他のワンコイン系占い店舗とまともな店舗の双方で占いを体験してみることだ。

ワンコイン系1:まとも2の割合で、最低3人の占い師の鑑定を受けるのがオススメ。

 

まっさきにわかるのが、ワンコイン系と言われるゆえん、程度やスキルの低さがわかる。初めての占いがワンコイン系だと、これが占いかと思ってしまうけども、まともな占いを受けることで、こうも違いができるのかと気づくはずだ。

 

そして、まともな店でまともな占い師2人の鑑定を受けると、そのふたりの違いにも気づき、同じ結論をいってるけども、アプローチや伝え方では、Aが自分は好きだなとか、Bの方が自分向きかなとか、自分が教わりたい占い師の型の違いに気づく。

 

まともな店の占い師がそこで占いを教えてくれていたりするといいんだけども、そうでない場合は、その占い師にどこで学ぶべきかを聞けばいい。紹介してもらうのも良いと思う。

 

ある程度知識や経験がある状態なら

この場合、自分の課題を分かっている状態なら、現場の鑑定で慣らしていく、改善していくのが必要がある。

周囲に自分よりも高いスキルの占い師がいる環境がベストで、不明点などはその人に聞いてみることで、改善作業がはかどる。自分の課題が分からない場合は、それが何かを知るところから始めないとダメなのだが、弊社の場合は私がサンプル鑑定を通してそれを確認しフィードバックするようにしている。

 

もし鑑定をこなす場がないと、なかなか改善するのが難しい。無料モニターなどはまったくもって意味がない。無料モニターでは、基本占い好きしか来ないし、占い師に友好的な人しか集まらないから、そういた声しか上がらないし、むしろ自分が肯定されることで、課題の改善にはつながらない。

 

コロナが収束したことで、イベントは解禁されているものの、占いを取り巻く現状は厳しく、なかなか占いが初めてというユーザーが一定数集まるイベントがない。占いの代表格的なイベントの癒しフェアは、かつて3万人も集めていて、その中には占い好きにつられてやってきた初心者もいたが、今は3分の1以下の集客で基本占い好きユーザーが軸になってしまっている。

このくらいの数だと、ほぼヘビーユーザーであり、学びの場としては利用できない状況だろう。

 

大事なのは、占い好きのヘビーユーザー相手に鑑定をすることではなく、占いが初めての人に占いをする機会の方が学びが多い。占いはこうしたものという先入観なく発言してくれるから、そこで気づけることがあり、ヘビーユーザーは基本どこでも捕まえられるのだから、そこは大事ではない。

 

でも、これを書きながら、初心者が来てくれるイベントを考えると、これっていうのがなかなか思いつかず、弊社がいつもやるイベントが一番その環境に近いのではないかと思えてしまう。

 

マリーシェルがこれまでやってきた駅ビルのイベントでは、占いが初めてが60%を超えている。

そこで占い師は気づきを得られ、改善工夫を図ることができ、客単価増という結果を生んでいる。

 

主要駅であれば、同様の効果は得られると思う。だけども、新宿西口広場などは東京都の外郭団体が管理していたりするが、そこは占いという形での使用はできなかったりする。前にも書いたけども、駅隣接の京王系も以前のスピ系トラブルのあおりを受け、真っ当なサービスをやってるところでも占い系一律NGとなる。

 

だから、そういった場で展開となると、すでに駅ビルで展開している弊社が掛け合って、そうした場を利用できる環境を調整しないと無理だろう。秋葉原以外でも、このルートを利用すれば場所の調整は効くので、現占い館メンバー以外でもそうした需要があるのなら、場所は用意していきたいと考えている。

 

■秋葉原の現状

たとえば、秋葉原は乗降客数が1日30万人を超え、いつも弊社がイベントを実施する実施場所は1日1.5万人の流動がある。

つまり、昔の癒しフェアレベルで展開できる。コロナ禍でも、8Hで占い師1人あたり13人~15人受けており、UDX屋外イベントの3倍~5倍の宣伝効果がある。

ユーザー属性では、10代 8%、20代 18%、30代 22%、40代 23%、50代 14% 、60代 10% 、70代 5%

利用ユーザーの地域別データでは、東京はもちろんのこと、千葉、埼玉、神奈川、栃木、茨城などの比率も高く、その他では秋田、宮城、大阪、愛知、沖縄など遠方の利用も一定数ある。

 

希望者がいれば、アメブロメッセージを入れといてください。