マーケティング会社との面談で、秋葉原の占い店舗がここ数年で5店舗閉店になったという話が出ました。

google広告を扱っているから、各エリアの店舗推移データも一緒に集めていて、アキバの情報も詳しかった。

 

閉めてるのに休業状態にしているところもあるらしい・・・。

 

いずれのケースも集客の問題でうまくいかなかったようだ。

 

横浜や渋谷のように、観光客相手の立地でそこそこいけるところもあれば、そうでない場所もある。

秋葉原は観光客はいるが主に訪日外国人が中心で、それ以外はオタク層が中心。

中華街や竹下通りのような立地ではない。

 

だからこそ、リピーターをどれだけ付けられるかが大事になる。

 

いずれの店に関しても、新規流入云々の前に実力不足が露呈した形だ。

 

ある程度占い師を複数抱えている店では、上位1,2名の占い師がその店の50%~70%の売上を占めている。

それ以外はあまり数字をあげることはできておらず、独立したり、系列店に移動したりするのは、その数字をあげられない人達だ。

 

そんな人たちの店が秋葉原にあって、うまくいかなかった。

これは厳しいけれども、当然の結果。

 

もしこれが上位1,2名の人たちの独立であったなら、結果は違っていただろう。

数字の作り方を知る人は、どこでも数字を作れるから。

 

 

個人的には、上位1,2名の人たちを集めた占い店舗をいつかはやってみたいと思う。

 

そんな店なら、これまでやれない展開もできそうでワクワクする。

うちの店の場合、ブリッジ文化が出来上がっているから、これまでの自身の客数の1.5倍を出すことも可能だろう。

今の店の3倍から5倍の規模で駅ビル展開しても、十分にやっていけるんじゃないかと思う。

 

まあ、実際にそんな簡単に店の顔と思われる占い師が動くことはないだろうから、コツコツと上位陣以外の占い師を上位陣とそん色ない程度にレベルアップを図れるようにサポートしていきたいと考えている。

 

リアル店舗の状況を長期的な目線で考えると、渋谷でデパートが次々となくなるように、駅ビル以外は勝たんという状況が発生すると考えている。どこのデパートでも同じテナントしか入らない、こうした状況が出てきた段階で、ダメになるのは見えている。そうなると、特色のある個人店が集積する地域に目が行くが、それよりも確実なのは交通機関の駅になる。

 

空飛ぶ車やドローンタクシーなどが出れば、駅の優位性は薄れるかもしれないが、そうしたものがすんなりと社会インフラに溶け込むことはないだろう。

 

この駅ビルに関しても、改札から離れるのは意味がない。

つまりは催事契約の空きスペースなんかではダメだ。

移動する客との接触頻度が高い場所でないと、何の価値もない。

 

1日30万人利用する駅でも、その駅ビルでは3万人の利用と10%くらいになる。

そして、3万人のうち、店前を通るのがその10%の3000人くらいなら商売はギリ成り立つが、300人では無理だ。

 

3000人が行き来する場所では、最初は苦戦するしギリギリになる。けれども、店前で待ちを作れるようになると、その待ちを見て足を止める人が増えるから、数字が一気に増加する。そのためには、リピーターが取れる占い師が大切で、それが1人増えれば、2倍3倍に売上増が見込めるようになる。

 

首都圏で、駅ビルテナントを成立させているのは、マリーシェルしかいない。

まず審査で他社が通らないことも理由だが、そもそも黒字化できるレベルではないと考えるからだろう。

路面店の5倍から20倍の賃料。他店では数か月も持たないと思う。3か月で300万円の赤字とかになる。

 

だから、マリーシェルにとっては、ブルーオーシャンの環境が目の前にある状態だ。

 

駅ビルのメリットとしては、客質が他店とまるで違う。

駅ビルは、そこで販売される商品が高いイメージがあるから、自然とその価格帯に抵抗のない人が集まりやすい傾向がある。

そして、安全なイメージ、清潔感があるといった点もある。

だから、明らかに変な客が来ない。

 

ぼくは、言葉は悪いが性根の腐ったような人間が問題を起こし、その解決のために店に来ても、鑑定を受けたくない。

まじめに生きてきた人が、悩んだり、傷ついた時に利用してほしいと思っている。

うちの店では、性根の腐った系をあまり見ない。この層は類は友を呼ぶという言葉通り、そんな人が集まる店にいく。

 

うちの現状の計画では、来年駅ビルテナントを増設したいと考えている。

基本、主要駅しか狙わないけども。

 

対面鑑定をやりたい占い師さんで、まじめに占いをやるという方は採用しますので、ぜひマリーシェル占い館にエントリーく

ださい!

 

ただし、審査で占いレベルが弊社基準に合っていれば。

あと、私が注意しているようなことをやってなければ。

 

ここでひとつ予言しとくと・・・。

マリーシェル占い館が駅ビルのテナントを増やし、5店舗くらいになる。それらのどれもが主要駅にある状況があるとする。

 

すると、TV系の取材が入るようになり、WEBメディア系、占いを除く雑誌などのメディア系の順で扱うようになる。

報道やワイドショーなどみればわかるけど、SHOP紹介は決まった場所が中心で、駅ビルもその中のひとつ。

流行やトレンドを追う雑誌系は、このうちの状況を無視することはできず、1社が扱うと複数社が相次いで扱うことになる。

 

こうしたことになると、何が起きるか?

ぼくは、占い雑誌がまた廃刊になると思う。

なぜなら本来業界のトレンドは、業界紙が真っ先に追いかけるのが通常なのに、現在の占い雑誌社はそうしたことをしない。つまり、業界では本来必要とされないものを扱っていることになり、価値がない。もはや雑誌の体をした広告だ。

 

逆にいえば、占い雑誌が再度注目されるケースも、実はこの流れの中にはある。

過去の例を見ればわかる通り、先行して占い雑誌社が扱って動いた場合、TVの取材は占い雑誌社を巻き込む形をとるケースが多く、そうなると占い雑誌社は漁夫の利を得る。

 

けれども、こうしたことはマーケをきちんと理解する頭のいい人がいる会社じゃないと思いつかないから、どうだろうか?

 

占ってないから知らないけども、たぶん難しいだろうね。