久々のブログだ

秋が過ぎ

冬が過ぎ

春が過ぎ

もう季節は夏である。

また一つ年をとった。

もう20代後半に突入してしまった。

本当にこんな人生で良いのだろうか?

子供の頃に描いていた20代のお兄さんとは全く違う自分がいる。

あのころの僕はお調子者ではあったけど

どちらかというと何事にも自信が無く、人前で自分を表現するのが苦手だったな

自分の意見を言うなんてことはほとんとなかった。

それから10年以上の月日が流れ、今の自分はどう変わったのだろうと考えるけど

本質的なところは変わっていないような気がする

相変わらず自信がない

特に目立ったスキルがあるわけでも無い。

でも何とか生きるため、日々営業マンとして毎日頑張っているのだ。

あの頃の自分と今の自分・・・

もしこの二人を結ぶなら、どんな点と点が二人を結んでくれるのだろうか?

すこし考えてみた

そしてなんとなく、あのころから変わらないものを見つけた。

そう!それは

「書くことが好き」

ということ。

周りの目を気にして、自分の考えを人前で言うことは苦手な僕だったけど

何かを書くということは好きだった。

作文とか、読書感想文とか

まっさらな原稿用紙に自分の思いを書き連ねていく

時を忘れるほどに夢中になれた

そして、この時だけは「素」の自分になれた。

そうして書かれた文章は間違いなく本当の自分から生み出されたもの

後から冷静に自分の文章を眺めると、やっぱり恥ずかしかったりした。

でもそんな僕の素の文章を先生はよく褒めてくれた

中学三年生の夏、夏休みの宿題で書いた作文が県の銀賞に選ばれた。

地元の都心化を憂う心を素直につづった作文だったけど、まさか選ばれるなんて・・・

夏休み明けの始業式

まだまだ残暑が厳しい頃、

部活でも補欠で、特に目立たなかった僕が、生まれて初めて壇上で表彰された。

後にも先にも檀上で表彰してもらったのはこの1回だけ

少し恥ずかしかったけど、このころから書くことがもっと好きになった。

中学、高校、専門学校を卒業して、都内で就職をしたけど、5ヶ月足らずで退職してしまった。

人間関係、将来への不安、親元を離れて気づいた自分の無力さ

色んなものが積み重なって最後は崩れてしまった

心が崩壊する瞬間なんて本当に一瞬なんだと知った。

明日もまたこの職場に来て働く自分

そんな自分が想像することすらできなくなってしまった。

いや、正確に言えば、想像したくなかったのだろう

苦しくて、苦しくてしょうがなかったから・・・

それからニートになった僕

このころに感じた「社会からの必要とされていない」感覚は本当に強烈だった。

何も、そして誰の役にもたっていない自分、そんな自分のふがいなさに、わずかに残された薄皮一枚の自信もはぎ取られていく

そんなどん底な自分を支えてくれたもの

それも「書くことだった」

このころから書き始めたブログは5年たった今でも書き続けている

めんどくさがりやの僕がこれだけ長い間続けられているのだからやっぱり何か縁があるのだろう

そして「回春」の世界に魅せられて早3年

まだまだ若輩者の僕だけど、この世界にもどっぷりとはまっている

「書くこと」と「回春」

この二つを通じて、もっと自分を表現できたらいいな。

そして人の役に立てたらこんな素敵なことはない。

ということで、前置きが長くなってしまったけど、ぼちぼちと書いていこう。