意を決して扉を開けたその先にはぽっちゃりとした中国人の女の子がいた。


どうやら彼女が受付らしい。


名前は萌といった。


あからさまな上目づかいと猫撫で声で僕にコースの説明を始めた


ふむふむ


いろんなコースがあるものだな・・・


と言っても初心者の僕にはどのコースが良いのか正直わからない


取敢えずオススメといわれるがままに90分,12000円のコースをチョイスした。


部屋を準備するから待つようにといわれ、その場でしばらく椅子にもたれながらこれからの展開に妄想を膨らませる僕・・・


正直受付の子はタイプではなかった


この子が僕の施術をやるのだろうか・・・


少しの後悔が僕を襲い始めていた


人間というのは不思議なもの


後悔した瞬間から12,000円がものすごく高く思えてくる。


あぁ せっかく汗水たらして働いたお金が・・・


そんなことを考えていると、準備を終えた受付の子に案内され、中に通された


どうやら受付の子とは違う子が施術をするらしい。


少しの安堵と期待感、不安が入まじりながら歩を進めていく


そして仕切りのカーテンを開けると、そこにはスレンダーな嬢が立っていた。


「担当のナナちゃんです。」


そのスレンダーさと少しセクシーな制服に目を奪われた


その嬢はニコッと笑い


「ナナです。よろしくお願いします」とあいさつした。


内心、当たりだ!そう確信した。


手短にシャワーを済ませ、紙パンツをはき、ベットに横たわった。


タオル越しの指圧から始まる施術は安定感があり、不慣れな僕に安心感ももたらすには十分すぎるほどだった。


少しずつもみほぐされていく体


日々の疲れが徐々に溶け出していくような


そんな感覚だった。


少しの指圧の後は、いよいよオイルマッサージ


脚にかけられたタオルがめくられ、軽快なストロークでオイルが伸ばされていく


ふくらはぎからひざ裏、太ももへと小気味良いリズムで繰り出される技


「あー気持ちいいな」


素直にそう思えた。


施術はその後も、脚、上半身、臀部と背面全体を縦横無尽に進んでいき、半分を過ぎるころには僕はすっかり眠りに落ちそうなほどリラックスしていた。


「ではお兄さん仰向けになってください」


今にも眠りそうになっていた僕は、その声でふと現実にもどった。


気づけばオイルも拭き取られ、時計も残り30分を指していた。


体勢を変え、まじまじと嬢を見つめる


年のころは僕と同じくらいだという。


愛嬌のある良い子だった。


ふと冷静になって考えてみると、こうして初対面の女性に紙パンツ一丁でマッサージを受けるというのは少し恥ずかしいものだ。


ましてや数年間女性のぬくもりから遠ざかっていた僕からすれば、女性と二人きりで密室にいるということ自体恥ずかしいものであった。


嬢はそんなことはお構いなしに施術を続ける


おなかからデコルテにかけて丁寧にもみほぐしていく。


この時点で僕は十分に満たされていた。


「本当に気持ちいいな。少し高いけど、月に一回、自分へのご褒美にこれから来ようかな」



そんなことを考えていた矢先、少しづつ嬢の手つきが変わりはじめた


ゆっくりと


そして触れるか触れないかの絶妙なタッチで


僕の内ももを触り始めた


一瞬何が起きているのか理解できなかった。


「何なんだこのタッチは!?」


戸惑っている僕をよそに、少しづつ妖艶な雰囲気が漂っていく・・・


そして状況を飲み込めていない僕をよそに、次の技へ移っていく嬢


脚をカエル脚にされ


ゆっくりと


そして確実に


核心へと迫ってくる・・・


そして、とうとう僕のあそこも反応し始めてしまった


戸惑いと羞恥心が入交る


女性にこんな姿を見られたらマズイ、そう思っていた。


そして、そんな僕の心は嬢見透かされていたのだろう


僕をもてあそぶかのように、彼女の指先が遊びまわる


ゆっくりと、焦らすかのように、しかし核心には決して触れないのだ


僕のあそこは紙パンツの中で行き場を失うほどに元気になってしまった。


「何なんだろう、この感覚は」


味わったことのない快感に身をゆだねていた。


それから生殺しのような時間が10分くらい続いただろうか


先端からのガマ◯汁がパンツ越しからでもわかるくらいにしみだしていた。


恥ずかしくて目も当てられないような光景だが、不思議と心地よかった


結局、最後まで核心には触れず、彼女はニコッと笑って、終了をつげた。


「お・・・終わった」


最後の10分は大げさじゃなく1時間くらいに思えた。


そのくらい彼女の攻撃は凄かった。


ビショ濡れになった紙パンツがそれを物語っていた。




「こんな世界があるのか」


マッサージからの帰り道、彼女の施術を振り返りながら


「とんでもない世界を知ってしまった」


そう思う小生であった。