こんにちは、プラティコ技術担当の

オージローです。

 

プラティコでは髪質改善として

前処理でマジミネ、後処理で

ゼロケアをご案内しておりますが、

 

 

ゼロケアの

・カタラーゼットだけ

・酸ジェルだけ

というサロン様もいらっしゃいます。

 

ゼロケアは施術後の悪者、

 

・残留オキシ

・残留アルカリ

 

をゼロにすること

目的とし、アフターダメージの

軽減をするメニューです。

 

この2つの残留は特別な

処理をしないと数日間にわたり、

内側から髪を傷めつけます。

 

残留オキシのアフターダメージ

 

ヘアカラーや縮毛矯正の2剤に

欠かせないオキシですが、

分子量が非常に小さく(34)、

毛髪内部まで素早く浸透します。

 

 

オキシは反応が終わると

無害な水になるので、使用した

オキシのすべてが反応しきって

くれれば良いのですが、

どうしても未反応のオキシが

残留してしまいます。

 

残留オキシは毛髪を酸化しつづけ、

過剰酸化でシステイン酸が

生成されてしまったり、

紫外線に当たることで退色が

進みやすくなったりします。

 

高濃度カタラーゼでオキシ除去

 

プラティコのカタラーゼットは

あっという間にオキシを取り除く

ことができます。

 

 

使い方も乳化時とシャンプー時に

混ぜるだけなので簡単で

時間もかかりません。

 

残留アルカリのアフターダメージ

 

ファッションカラーやブリーチは

髪を明るくするため、アルカリ

である必要がありますので、

薬剤を塗布した部分は

施術後アルカリ性に傾いています。

 

また、縮毛矯正もプラティコの

ハード/ウルトラハードで施術した

後はアルカリ性に傾いています。

 

それとZ-1は中性でアルカリの認識が

あまりない方もいらっしゃると

思いますが、髪の等電点は4.5~5.5と

言われているので、髪にとってpH7の

中性はアルカリ性に傾いていると

いえます。

このようにpHがアルカリ性に

傾くような薬剤を使用した後は、

そのアルカリ剤が髪に残留し、

毛髪が濡れるたびに

アルカリ性に傾く、

 

つまりキューティクルを開かせて

しまったり、膨潤をする軟化が

起きてしまいます。

 

そのような状態でシャンプーや

ブラッシングで摩擦を与えてしまうと

ダメージにつながります。

 

しかも、アルカリ剤は何もしないと

2、3週間は残留しているそうです。

 

弱酸性の酸ジェルで穏やかに等電点へ

 

アルカリ剤は洗い続けて取り除くしか

ないので、その間にアルカリ剤を弱体化、

つまり中和してアルカリ性に傾けさせない

ことが大事になります。

 

この中和するのに必要なのが、

酸性のパワーである、”酸度”です。

この酸度を高めるためには、酸性の

成分だけではなく、アルカリ性の成分と

バランスを見て、pHを調整する必要が

あります。

 

ただクエン酸を溶かしたものでは、

pHは酸性ですが、酸度が低いため

バッファー効果は弱いと言われています。

 

フルボ酸もしかりで、

フルボ酸もphは2.7前後ですが、

酸度が低いためバッファー効果は

あまり期待できません。

 

酸ジェルはpH調整をして、5.5の

弱酸性にがっちり固定しているので

穏やかに5.5に近づけていきます。

 

pHが低過ぎても、カラーの変色や

過収れんが起きる恐れがあるので、

プラティコでは5.5に設定しました。

 

また、アルカリ剤は酸ジェルを1回施術

する程度では、まだアルカリのパワーが

残っている状態です。

 

お客様にもご協力いただき、5日分の

ホームケアとして、ご自宅で酸ジェルを

使っていただくことで、よりアルカリ剤を

弱体化することができます。

 

弱体化しておけば、髪がアルカリによる

ダメージが少なくなり、摩擦や退色の

軽減につながります。

 

2つ行なって、初めてゼロケア

 

このように、残留ダメージの原因

となる2つの悪者は特殊なアイテムで

取り除く必要があります。

 

どちらか一方でも残留してしまうと

アフターダメージは軽減できません。

 

できるだけこの2つの残留を取り除く

ことでお客様の美髪を守ってあげましょう。

 

 

ご興味のあるサロンさまには

サンプルをご用意していますので

下記までご連絡ください。