つい先日、夏日を記録しましたよね。


もう街はクリスマスムード一色なのに、

冬なのか秋なのか夏なのか良く分からない。


まぁ、それは言い過ぎか。

夏では無いことくらいは分かる。


夏というのは他の季節と違って、

秋が始まったから夏が終わるというような、

フェードインフェードアウトな性質とはちょっと違う。


「夏の終わり」というのは、

心の中に明確な線引きがあるように思います。


もちろん人それぞれだとは思いますが、

少なくともえこはそう思ってる。


春の陽気は冬を塗り替え、

夏の暑さは春の匂いを塗り替える。




でも冬が秋を塗り替えるとは思えない。



なんでだろう。




冬の準備期間としての秋。

そう思えば納得が行く。



でも春が夏の準備期間とは思えない。


春と夏は固有のものであって、

気候が与える心の位置づけは全くと言っていい程に違う。


だから四季の割合は、

「 1:1:2 」といった具合に、

「 四季 → 三季 」というかね。



「 春・夏・冬 」

これで良いと思う。



均等に分けたい気持ちは生活のリズム上、

致し方が無いのでしょう。



そう考えると、

準備期間が必要な「冬」って何だか凄い。


それだけ夏が手強いってことなのかもしれないけど、

きっちりと冬のターンは回ってくる。



季節の中で、

一番長い長いターン。



「寒い冬ほど下へ下へと根を伸ばせ」

なんて言葉あったよね。



むしろ根を伸ばせない、伸ばさないのだとしたら、

冬の乾燥にやられて、瞬時に枯れてしまう、凍ってしまう。



だから「伸ばせ」ではなく、

「伸ばすしかない」。


更にポジティブに言い換えるなら。

「伸ばせる好機」とも。



栄養を吸収するほどに、

春には色鮮やかな花を咲かせる。


夏には種子が誕生し、

秋と言えば収穫の・・・



そっか。



秋には大役があったね。



収穫の秋だ。

だからこそ冬を越せる。



秋は冬の前哨戦なんかでは無かった。

冬に根を伸ばせるだけの蓄えをしておく季節だ。



不必要な季節なんて無かった。

必要な季節ばかりだ。


しかも全て繋がってる。



切りようがない。

絶ちようがない。




えこの冬は始まってる。

とても大切な冬。


珍しく顔を覗かせた夏に喜んでる場合ではない。



無事に越冬しないと花は咲かない。



根を伸ばせないまま冬を越しても、

新しい季節はえこを受け入れてはくれないのでしょう。



分かりました。

分かりましたよ。



冬支度始めますか♪



次の夏の終わりが楽しみになるくらいの。