これから散歩に出るんだけど、

昨夜からの復習で手法について少し思ったことを書かせてください。


当然自分メモですから、

読まなくても結構です。




チャートを眺めてると、

「あ!」というタイミングに出くわしました。



でもそこはグッと我慢。


一旦資金を自分の規定まで貯めることを誓ってるので、

安易にポジションを取らないよう自分を律する。



脳内では当然エントリー。

行方を見守ると「入ってれば良かった」という結果に。


それが連続で続くと、

次は入ってみようかと心がグラつく。



もちろんここでも我慢。



これを何度か繰り返して、

今日は未だにノーエントリーです。


中には大きく動いた場面もありましたが、

「ポジションを取らなかった後悔」というのは無かったです。



それよりも、

えこが「あ!」と思った場面を客観的に見れたおかげで、

最近のトレードは、

分析とは別の部分でエントリーしていることに気が付きました。



これは以前からというものではなく、

ここ最近のダメトレの発端となっていた精神構造だと思います。



えこの分析が正しいとは言わないけど、

調子が上がってる時は、分析に準じてゾーントレードを行っていて、

利益が乗った時に「欲」と「握力」を少し延長して、

更に利益を伸ばすというのが最近の勝ちパターンでした。









実は、この成功の中に、

悪魔が隠れていたのです。









投資である以上、ギャンブルは禁物。

これは分かり切った定石ですよね。



でもえこは自称「博徒」。



世間では蔑まれる名称ですが、

えこにとってはとても心地の良い響き。


根っからのギャンブラー性質。




連続では無いけど、

相場に携わって13年目になります。




この中で波乱万丈の乱高下を繰り返し、

過去の損失を取り戻すどころか、

いまだにジタバタと押し問答を繰り返している。




分析に時間をかけ、ゾーンを確定させ、


「ストップ → リミット → エントリー」
 
の順にポイントを決めていく。


この順序は「絶対」に変えてはならないと思ってます。




一つのパターンではありますが、

エントリーでストップにいかに引き付けるかが勝負という場面。



「ストップに到達しない場合」

を考えての早乗りで生まれる差はリスク許容の拡大となり、

下げ止まらない場合の損失も拡大します。


その可能性を補うために、ロット資金を3分割にして、

分析通りストップに到達した場合もう1/3を発射して、

更に割れるようなら切る。


これでも予定玉の2/3ですから、

損失は想定内となります。


残りの1/3はというと、

主には上限ブレイク時、もしくは抜けてからのサポ化けで追撃。


これで全弾発射となります。



仮に初回のJCから下落しない場合、

ブレイクで1/3、押し確認で1/3と進めますが、

こうなるとストップは必然的に切り上がって、

ブレイクライン戻りを、逃げポイントと決めています。



利益が乗り始めると今度は波の起点とライン、フィボを確認しながら、

リミットに対してどの位置にいるのかで行動が変わります。


基本、Lならバイクラ待ち、Sならセリクラ待ちですが、

当然ヌルリと折り返す場合も多いわけですから、

天底を見て「23.6%割れ」もしくは「38.2%割れ」は、

「一旦利確」を心がけています。



まだ色々と「自分ルール」があるのですが、

今回それは置いておきましょう。



何が言いたいのかと言うと、

上記の流れは全て「分析とルール」による必然行動。



これに「ギャンブル要素」が乗り、

しかも連続で成功を収めてしまうと、

気づかないうちに歯車が軋んでいきます。



その「軋み」に気づかないまま、

ギャンブル要素は「ルール」に溶け込んでいくのです。




上記のルールにギャンブル要素を足してみますね。




<利が乗ってる場合>


1:利益が乗ってるし、2波想定のフィボ50%まで許容してみよう

2:高値をつけたけど、トレンドであれば再浮上するからC波まで許容しよう

3:50%まで待つなら23.6%、38.2%でも追撃しておこう。反転の可能性は常にある



<ブレイクラインを割った場合>


4:思うように上昇しなかったから元の気持ちに戻ってストップまで許容しよう

5:むしろストップまで来たら追撃してみよう、割れたら切ればいい

6;ストップでの追撃が成功した。次のブレイク攻防で更に増し玉しよう



<ストップを割った場合>


7:OSかもしれない。分析誤差でここが底値かもだから一回追撃。2/3だし

8;ここまで一気に行かれてしまうと、次の下限まで持ってみるか。そこで追撃しよう





上記にあげた思考は、

全て「分析外」の「ギャンブル」です。



客観的に見ると、

まるで「利益を溶かしたくて堪らない」行動であるし、

「損を増やしたくて堪らない」行動とも言えます。


矛盾してますよね。



「思惑」とは裏腹に、

「行動」が全て逆なんですから。



上記のギャンブル思考では、

利を大幅に減らした挙句、増し玉によって減少速度も加速します。


ストップ割れでは、

損が延長された上に、更に減少速度を上げる燃料を投下してる。



反発しタラ、

所得倍増計画というのは所詮「タラレバ」です。





分析で弾き出したストップラインで切る。





本来、これ以外の行動はありえないわけで、

万が一反転した場合は、

分析の見直しを行って次に繋げる努力をすれば良いだけ。


費用ゼロなんだし。



特にブレイクラインでの攻防で「ギャンブル思考」になってしまうと、

トレンドまで見えなくなってしまい、

その瞬間のトレードだけでなく、その一日の分析が、

暗示に近いバイアスのせいで訳の分からないものになってしまう。




溶け込んでしまったギャンブル思考は、

ニコチンと同じで、なかなかデトックス出来ません。


しかも成功を積み重ねてしまうと更に性質が悪く、

そのギャンブル手法こそが「正しい定石」だと信じてしまう。



気が付けば「分析結果」を、

ハイリスクの「ギャンブル思考」に乗っ取られてるわけですから、


「必ず訪れる」であろう、

大敗までのカウントダウンが静かにうごめきます。



でも実は、

まだこの状態でも助かる方法があるんです。





「損切りが続いた時は、

休憩を入れて分析を見直すこと」





「切らなければ良かった」というのは既に別の話なんですから、

切ったあとの動きに直ぐ乗る必要はありません。



例えばロングで連続した損切りが発生したなら、

上昇トレンドではないことを疑うべきで、

下降トレンド、もしくはレンジやトレンドレスの可能性を、

「再考」する必要が出てきます。



あくまでも「再考」であって、


・ショートにドテン

とお金を投入してしまうのはギャンブルの極み。



もしここで、

トレンドが間違っていることに気づくことが出来れば、

押し目やブレイクのように条件が揃ったラインを待てばいいだけで、

さっきまで上昇と思ってたものが下降トレンドに切り替わってるのなら、

トレンド転換初動のゾーンでしょうから、

どこでSしても大差無く間に合うはずです。




・LじゃないならS


という発想は明らかに過ちです。



Sは一つの可能性であって、他にも、


・レンジ

・トレンドレス


の選択肢がありますが、

一番の可能性として、




「目の前の相場を分析出来ていない」

自分の頭を一番に疑うべきなんです。




分析出来てない、結論を出せていないのですから、

当然「エントリーするに値しないターン」なわけです。




特に上記の例で「ブレイクライン」を割り込んだ動きこそが、

トレ転の前兆であることも忘れてはいけません。


転換しているかもしれないのに、押し目もへったくれもありません。



その押し目と思っているものは、

短期ショーターの利確ポイントなだけであって、

反発して元ブレイクラインにタッチしたところで、

絶好の戻り売りの可能性だってあるのです。







長々となりましたが、今回の反省の中から、

思考の変化について自己分析をした結果を一言で言うなら、





・気持ち良く成功してる時ほど勝ちパターンを疑え




「気持ち良く」ってとこがポイント。





ドーパミンやアドレナリンが出てるということは、

心理的に「ギャンブルトレード」になってる可能性が非常に高いです。



本来、分析通りに取引するということは、

淡々とした作業であって、利益は嬉しいですが、

勝ち負けに何の感情も湧かないはずですから。


分析に従ってスマートに取引してる時は、

「少しつまらない」くらいの感情で丁度良いと思います。