ワタクシ、実は、映画のジャンルの中で、「ホラー」、わりと好きだったりします。

恋愛ものも、アクションも、気になればなんでも観るほうなんですが。



先日TUTAYAで、ダリオ・アルジェント監督の「デス・サイト」を借りてきました。B級ホラーのニオイがぷんぷんします。(笑)

旦那が怖い映画がダメな人(つまんねーな)なので、彼が眠っている間にこっそり見ました。


→ さていかに。

たしかに、間違いなく、本当にB級でした。

しかも、死体の特殊メイクが安っぽくてしょうがない。ストーリーも、どっかで聞いた感じ。

主人公の恋人役の死に方も、どっかのホラー映画で見たことがあるような・・・?

評価できるのは、主人公の女が年増だったこと。

あの年齢の女優を冠に持ってくるのは、やっぱりヨーロッパなんだろうな、と変にこじつけて考えてしまいます。

これがアメリカ映画なら、間違いなくキレイどころのオネエチャンを連れてきて、濡れ場もしっかり時間かけて撮るんだろうなぁ。




ダリオ・アルジェントは、イタリアの超有名な監督らしいです。

ワタクシは、20年以上前に、J・コネリーの「フェノミナ」を、そして10年位前に、「インフェルノ」を観てました。

でも、あんなに有名な「サスペリア」はまだ観ておりません。



ホラー好きって、いったいどの程度かというと・・・。

エルム街の悪夢は全作見ておりますし、「SAW」もよかったし、

ビンチェンゾ・ナタリの「CUBE」はDVDを買ってしまった位です。


ここまで話したら、旦那からは、「オタク」とお墨付きをいただきました。




ひとつ気に入らないのは。

日本では、「ホラー」というと、スプラッタ系を思い浮かべる人が多すぎるということでしょうか。

ホラーは、恐怖もの。

あくまで、広義で考えていただきたいものです。

レンタルショップなどに行っても、サスペンスとホラー、どっちの棚に目当てのものが並んでいるのか、探していて迷うことがあります。

きっと、この両ジャンル、わけかたとしては微妙で、かぶっていたりするのでしょうな。

ワタクシも、語ってるわりには、実はよくわからん。




ホラーが好きだ、という割には、かつての名作(?)は、見逃しています。

死霊のはらわた、しかり。

キングダムシリーズ、しかり。


ストーリーは単純ですが、初心者におすすめなのは、

「ラスト・サマー」とか、「スクリーム」あたりでしょうか。

アメリカのホラーっていうのは、わりと単純なつくりのものが多いイメージがあります。


単純だけどわりと好きなのは、ファイナルデスティネーションシリーズ。

キャンディ・マンあたりに行くと、ちょっと見終わった後が、気分よくありません。そして、不条理な香りが漂ってしまいます。

個人的に、いろんな風刺が効いていて、別の角度から見ることができたのは、「アメリカンサイコ」。

(2は、まだ見ていないんだよなぁ。)

ヤッピーの、病んだ世界観が垣間見えます。




ゾンビシリーズは、切ない感じがあります。

「これは切ない映画だよ。」と勧められてみたのは、かれこれ10年以上前か。


全然関係ないですが、オープニングシーンの墓地が、うちの死んだじいちゃんのとこと似ていて、大昔、家族でお墓参りに行ったのを思い出したという・・・。

ちなみに、じいちゃんの墓は横長で、間違っても卒塔婆とかそういうものがないです。

なので、日本のお墓は、ワタクシ、ちっとばかし、怖いです。

なぜか、墓場でピクニックしたのを思い出します。 ← 変な家族か?

だもんで、そんな子供時代のせいか、お墓参りはワタクシにとっては、「楽しいイベント」としてインプットされてしまっております。 

↑ だいぶ変か?




ホラー映画は、シリーズものだと特に、スタッフの遊び心の部分なのか、どうにもこうにも、

お笑い系 に走ってしまうことがありますねぇ。

シリーズ台無しにする気かよ、と一観客は思うわけだ。(苦笑)


アメリカでは、大ヒットシリーズが出ると、必ずと言っていいほど、そのパクリ映画が作られますね。

あれも、ホラーのジャンルでも、非常に多いと思います。

映画に限っては、類似品をあまり激しく非難しないというのは、おもしろいです。

まぁ、オリジナルあってのパクリ、ですから、そのあたりはゆるいのでしょうかね。

あくまでも、似て非なるもの、という位置づけなのでしょうか。

とりあえず観客に見てもらって、興行収入があれば、ギルドとしては願ったりかなったり、相互つぶしあいではなく共存ならば問題なし、の太っ腹でしょうか。

あるいは、あれも、彼らの企み の一種なのでしょうかね。




子供の頃(かれこれ30年位前か・・・。)に見たホラーで、

いまだにその映画の題名が不明なものがあります。

作品中、母親が小さな子供を呼ぶと、子供が走って近づいてきます。

近づくにしたがって、子供はどんどん成長してしまう、というシーンがありました。

また、ある女性が庭で転んで、足をすりむいてしまった。その足を誰かがさすってくれるので見ると、そこには、手首から先の手だけが、宙に浮いている・・・。

(だから、アダムスファミリーを初めて見たときは、このホラー映画のパクリかなぁ、と思ったものです。)



どなたか、ご存知の方、いらっしゃいましたら、

コメントよろしく♪




さて。

先日、某誌上某コーナーにて、リリー・フランキー氏とみうらじゅん氏が語っておりました。

彼らは、ダリオ・アルジェントの話題を自分の彼女としたかったらしいんですが、そんな女はどこにもいねぇ、と気づいたそうだ。


おうおうおう!

ここにいるぜ!!

と叫ぶのは、ワタクシ。



そうか。

女と、ダリオ・アルジェントについて語りたいという男もいるのだなぁ、と。


世の中には、いろんな男性がいたのね。

気づくの遅かったよ、と。



そんなことを、思ったりした、そんな瞬間。