Parisにいった。
最大の理由はお墓参りだ。
ボードレールは沢山のファンからキスを贈られ照れくさそうに、エミールゾラは涙を流して歓迎してくれた。
『やろう』という志は生まれたときは自由だが日が経つにつれて不自由を連れてくる。
この旅では頼れるところは自分自身だけだったのであらゆることを予想して準備していった。でもそれも7割くらいしか役に立たず、残りの3割はその場で対応するしかなかった。
深夜に一人で歩いていたら黒人の集団に絡まれたり、目の前で銃を持った警察が犯人を追いかけていたり、署名を求める外人に囲まれたり、色々だ。でも、以外となんとかなるものだった。
だから、『やろう』と心が動いたらその瞬間から『こうなるだろう』を準備する。そして、『こうなるかもしれない』はその出来事が起こったら対応するようにしたらいい。ということがわかった。
自由な身というのは全責任を背負うということだ。だからこそ、あれこれ考え過ぎると動けなくなる。だから、準備はそこそこに『動いてしまう』それがいい。
その事に気づけたことが、今後、大きく歩む道を変えるだろう。
考えないで行動するのは愚かなことだが、考えすぎて行動できないこともまた同様に愚かだろう。
だから、『やりたいなら準備はそこそこにやってみよう』意外となんとかなるものだ。
【岡田直輝】