100円玉拾った。
小雨の降るなかキラッと光って合図して、寒いぞこのッってこっちをみてた。
大事に右ポケットにしまって、電車に乗った。
大丈夫。
電車を降りて、ボクの大好きな桜坂をテクテクと下っていくと、桜の花びらからシトシトと滴が落ちていくのが見えて立ち止まった。
俳句で『花』は『桜』をさす。知ってた?
あと、桜の木は、亡くなった人を追悼するために植えられたりもしたんだ。
だからそこには愛がある。
桜から人へ、人から桜へ、夏秋冬と色々あっても、このときを迎えて幸せで満たされる。
最後に花咲けば、それで全て幸せに変わるのかもしれないなって思うと、たくさん失敗しようって思えた。
帰路。傘を忘れて小雨にうたれながら歩いた。
家が見えたけど、ごめん、そこじゃないんだと回れ左ッ。
階段上って、いつもの神社へ
ここは幸運の神社で有名なんだってさ!何回この階段登ったかな。(笑)
右ポケットに手をいれて温かくなった100円玉を賽銭箱へひょいと投げいれる。そして、回れ右ッ
『ちょっと待ちなさい!お願い事はしないのかい?拝んでなじゃないか。』
いいんです。ボクはお願い事はしないんです。
『そんなこと言わずに。せっかくじゃからホレッ』
じゃあ、この100円を落とした人と、幸せになりたいと思っている人の願いを、、、いや、気づかないくらい小さな幸せを届けてください。
『ふむ。。もうエイプリルフールは終わっとるぞい?』
嘘じゃないですよ!本心ですから。そして、ボクは十分幸せなので、できるだけ幸せにしたいんです。まだ、力がないので、ここでお賽銭してます。届けてくださいね。
『そう言われたら届けないわけにもいくまい。小さな幸せを届けておくとするかの。』
幸せに大きい小さいもないですよ!毎日、その時、その時に、幸せを感じられることが一番ですよ。刺激的なこともとても魅力的ですけど、その分、反動もあると思いますしね
。だからボクは笑顔で始まって笑顔で終わるそんな1日をずっと続けていきたいです。
『ほほ、いつまでそれでいけるかな?』
もちろん、最後まで!夜分遅くに失礼しました。
トテトテと下る階段は心地よい足音を奏で、ボクの後ろを彩ってくれた。
家に帰ってお風呂に入る。ふと、桜か・・・って思った。
うん、桜みたいになりたい。
でも、どうやってなるんだ?そう思ったけど、考えるのをすぐやめて、とりあえず、もっと優しくなろうと決めた。
お風呂から出た。
そして、フローリングに目をやるとそこには桜の花びらがちょっと恥ずかしそうにこちらをみているのに気がついた。
なんだい、来てくれたのかい?こんなボクの家にきて大丈夫?ははは。
そして、『仲間と離れて寂しくないか?』と尋ねたが
『貴方こそ。』と返ってきたので苦笑した。
(春ですから)
そう言葉を交わし、優しい気持ちで1日を終えた。
さて、ゆっくり歩こう☆
【岡田直輝】
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