無事幕を降ろすことができました。今回は感じられる感情を全て感じた舞台期間でした。喜び、哀しみ、感謝、悩み、痛み、愛情。あげたらきりがない。けどまー、終わったものは終わった。次は何をして自分の華を咲かせようか。
今回の勘兵衛という役、自分のなかでは岡田以蔵でした。真っ直ぐな大馬鹿者、自分の力の使い方がわからないからすぐに利用される。それすらもわからず【なぜ】、自分がやりたいことがねじまがって目の前に現れるのかわからない。純粋さは時に狂気に巻き込まれてしまう。そういう危険性があり、そうあってはいけない世、しかしそれが今の常識。真面目なやつは報われない。が、自分に嘘つかず生きることは、結果はどうであれいい顔して死ねるぜ。そういうメッセージでした。
さてと、土方歳三と勘兵衛。格好いいという意味ではない、いい漢を演じさせて頂けていることに感謝して、岡田直輝という人間も成長していかねば、そう思う。
では、またどこかの板の上で咲く華をお待ちください。俺にはこれしかありゃしねー。
(ベストショット)