初めて
この世にい出て
 
貴方を両手で
壊さぬ様に
抱いて収まった写真
 

青白く眩しげ
夏の光の中で
 
微笑む若き母
 
 
これから
君と生きる事
 
どんな人生待とうとも
護るのだと
賢明無垢な母の思いを
夏の空に硬く誓った
 
 
 
貴方は私のいちばん星
どこまでも
いつまでも
永遠に輝いている
 
私の中のいちばん星
 
 
世界に飛び立て
大きく羽ばたけ
 
 
母が見た事もない
世界まで
君は見渡す力あり!
 
若き母は願った
 
 
 
あれから
30回目の祝いの日
 
 
君におめでとうと伝える日?
 
 
若しくは
たったひとりぼっちで
君と言う生命をこの世にい出した
勇敢な母へ
 
ありがとうを示す日?
 
 
おとなとなった君は
今何を思う
 
 
老いた母の思いは
今も変わらず
 
 
君がいちばん星であり
 
強き獅子へと育ってくれた
歓喜に満ちて
 
遠き西の空から
君の幸せそっと今も願う
 
 
そして
そして
 
どれ程時が経とうとも
どんなに君が立派になろうとも
 
母からは子供である事に今も変わりはない
 
 
 
生命を与えてくれてありがとう
 
 
いえいえ
私の元へ産まれてくれてありがとう
 
 
今日は30年前の2人の祝い日か
 
30回目のおめでとうを
 
声にはせず密かに

そっと心の中で貴方に伝えよう
 
 


 
多くは語れないが…
母は貴方がおとなになって
一番好きな写真があります


素敵な男性になりましたね
 
 
 
 
 
 
そして
 
そっと母から君へ
 
「Berthday cake」と言う
 
母が好きだったMISIAの歌を贈ります